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2011/04/30(土)
鼻血男
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晴天であるが、相変わらずの暴風である。 貞子ヘアーの幸村は、大変であるし、デブの割りには体力がないので、風は疲れるのである。
入社二年目、「お嫁さんが欲しいっ!(T-T)」のS君、40才の話である。。
彼には好きな女性がいるのである。お付き合いをしているわけではないが、会ってはくれる(笑)関係の友人であろう。
被災した方には申し訳ないのであるが、その日、彼の株をあげるチャンスが巡ってきたのである。 想い人が渋谷で足止めをくらった夜のことである。ニュースを見てた彼は、奇跡的に繋がった電話の向こうの彼女に言い放ったのである。 「今から僕が貴女を迎えに行きます!ほにゃららの辺りにいてくださいっ!」「ありがとう」
ところがご存知の通りの大渋滞。辿り着けるのはいつになるかわからないのである。 再び奇跡的に繋がった電話で彼は言ったのである。 「大渋滞でいつになるかわからないのでやめときますっ!」 「…それが賢明ですね…ブチン」 …
うぉりゃあっ!だからオヌシは結婚できんのじゃあ!株は大暴落!
実際、同じような立場で、電話も繋がらないのに彼女を迎えに行ったものもいるのである。 誰に聞いても 「俺なら行くね」 そのとおりである。
で、S君はひどい花粉症で夕方になると毎日鼻血を出しているのである。
了
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