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2008/06/07(土)
古代人の感性
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6月に入り、いよいよ梅雨の季節がやってきました。(洗濯物が乾かない・・・) 梅雨のネタ探しをしたところ(今はパソコンがあるので便利ですね) “梅雨”の語源には諸説あるようですが、そのなかで個人的に支持(?)しているのは「梅の実が熟す時期に降る雨だから」という説です。 理由は簡単。梅の実が熟す→梅酒や梅干しにする→この時期に真夏が来た時の夏バテ防止アイテムをつくる だからです。 すぐ飲食物に結びつける所が私らしいでしょ(笑)
何でも、雨には状態や季節によって、さまざまな呼び名があり、数えたらキリがないのですが、狐の嫁入り、山茶花梅雨(さざんかつゆ)、卯の花腐し(うのはなくたし)、春時雨(はるしぐれ)などなど・・・・
ちなみに“卯の花腐し”は本格的な梅雨に入る前にシトシト続く長雨だそうです。 白い卯の花を腐らせてしまうほど長く続く雨、という意味で俳諧では初夏の季語として使われています。 美の象徴である花を腐らせる・・・インパクトが突き刺さりますね。 誰が考えたのか知りませんが、こんな素敵な名前を最初に考えた古人の感性、現代人の私たちが忘れている感性だと思います。
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