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2004/10/13(水)
夜汽車に乗りたいです
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今、なぜかとても夜汽車に乗りたいです。
きっかけは萩原朔太郎の「夜汽車」と言う詩です。
「(前略) まだ旅人のねむりさめやらなれば つかれたる電燈のためいきばかりこちたしや。 あまたるきにすのにほひも そこはかとなきはまきたばこのけむりさへ 夜汽車にてあれたる舌にはし侘しきを (中略) しののめちかき汽車の窓より外をながむれば ところもしらぬ山里に・・(以下略)」
(普段着お遍路歩きの記にも書いてます。http://psukekun.fc2web.com/henro23framepage.htm)
この詩には中学生の頃に出会いました。
とりたてて鉄道のたびに魅力を感じてるわけではないのですが、 今はなぜか「汽車」それも「夜汽車」に乗りたいんですよね。 これまで四国入りするときはフェリー、飛行機、バスの いずれかでした。 そういえば、鉄道で四国入りしたことはなかった・・。
年末年始は、いちど夜汽車で遍路に行こうと思います。 薄暗い電灯の下で、弁当を食べたい・・・・・。
そして、うとうとと眠りにつきたい。 ふと、目が覚めたらそこは違う国についている。 窓の外には知らない地名の駅があり そして、私は降りる支度をする・・。
朝早く降り立った駅には私一人・・。 ゆっくりと歩き出す。
なんか、そんなシチュエーション、いいとおもいません?
あ〜旅に出た〜い!どこでもいいから、旅に出たいっす。
萩原朔太郎「純情小曲集」1925年刊より引用
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