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2005/03/01(火)
3・1独立運動の86周年
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今日、3月1日は、日本による朝鮮植民地支配に抵抗する3・1独立運動の86周年にあたる。この日本による植民地支配は朝鮮民衆になにをもたらしたか。強制連行や、「従軍慰安婦」の問題。名前を奪った「創氏改名」。また言葉を奪って日本語を強制した。「皇民化政策」により、民族性を奪った(民族の抹殺とも言える)。
今日の日本においても民族名を名乗ることができずに通称名として日本名を名乗っている在日朝鮮人(韓国籍を含む)がいることを忘れてはならない。なぜ、日本に在日朝鮮人が存在するのか。それは、強制連行や、植民地下の朝鮮で土地を奪われたり、職を求めて日本に渡ってこざるを得なかった朝鮮民衆の子孫が在日朝鮮人だ。
巨大メディアでは毎日のように「拉致問題」が報道されている。しかし、かつての植民地支配や強制連行や「従軍慰安婦」などの過去がなかったことにはならない。加害の過去が帳消しになることはない。
いま、北朝鮮に対する「経済制裁」を行えという声が、極右の政治家や「拉致家族」の間から出ている。イラク戦争にいたる過程は「経済制裁」から「大量破壊兵器」の存在の問題を口実にして始まったことを思い起こせば、このようなことを北朝鮮に適用すれば新たな朝鮮侵略戦争が始まるということだ。
ちなみに、イギリスの科学雑誌「ネイチャー」2月3日号によれば、政府の「にせ遺骨断定」の根拠は明確ではないという。「遺骨」の鑑定をした大学が薬害エイズで有名になった安部英が、かつて副学長を勤めていた帝京大学というところがなぜかひっかかるところだ。
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