ピース日誌
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2005/06/29(水) 総務省によるネット実名活用を促進の危険性
6月27日、総務省はネット実名活用を促進として以下のように述べた。
自殺サイトなど「有害情報」の温床といわれるインターネットを健全に利用するため、匿名性を排除し、実名でのネット利用を促す取り組みに着手する方針であることを明らかにした。

確かに、ネットの社会には無責任なガセネタや、誹謗・中傷などが行われているケースがある。
しかし、政府批判など、個人が実名で意見を述べることが安全にできるほどには日本における言論の自由が保障されているとはいいがたい。

例をあげれば、何年か前の新聞の投書欄に戦争に反対する意見を掲載したところ、近所を公安刑事がうろつくようになったとのことが載っていた。
また、自衛隊のイラク派兵に反対のビラを自衛隊の官舎のポストに入れたということだけで逮捕されたという事件があったことは記憶に新しい。

ネットの世界は玉石混交であり、情報の真贋を見抜く目が必要である。これは、ネット以外の世界でも当然要求される能力である。歴史上、政府というものあるいは権力を握ったものが、最も人権を踏みにじってきたという事実に注目しなければならない。

したがって、政府の側が、一般市民を「有害情報」から「保護」してやろうなどという「親心」など傲慢にもほどがある。
政府にとっては、黙って唯々諾々と言うことを聞く「実直」な「国民」のみいればよいということだ。それ以外は「非国民」、「国賊」だということだ。

Power to the people.

2005/06/26(日) 戦争の民営化
民間警備会社つまり傭兵の会社だ。傭兵たちは元軍人たちだ。イラクなどに行って占領軍とともに「働」いている。高額の賃金にひかれていく者も多い。
9時−5時の仕事(普通の労働)よりもマシだと嘯(うそぶ)くものもいる。

一方、日本の労働者はリストラという解雇。会社に残ったものには過労死するほどの超過勤務。その一方では多くの失業者が生まれている。ホームレスも増えている。いみじくも傭兵の一人が言っていたように19世紀末の労働者が要求していた8時間労働とは、拘束時間8時間というのが世界の常識だろう。実働8時間というのは8時間労働とはいえない。昼休みの1時間は午後の労働のためのシャドーワークに過ぎない。

話はそれてしまったが、いまや戦争も民営化しているというのも現状だ。民間警備会社の傭兵は戦死者としてカウントされない。
反戦の世論が大きくならないためこのような戦争の民営化が行われている。

2005/06/23(木) 自衛隊はただちに撤退を!
23日、イラクのサマワで自衛隊の車列が爆破攻撃を受けた。

詳細はわからないが、自衛隊がイラク占領の多国籍軍に参加していることから、イラクのレジスタンスによる攻撃と考えることができる。

復興支援の虚構がもろくも崩れたという感じだ。イラクのサマワは戦闘地域だ。

自衛官がイラクの人々を殺すことを望まない。また自衛官が殺されることも望まない。自衛隊はただちに撤退を!

2005/06/22(水) 沖縄戦から60年
明日は、沖縄戦最後の日と言われる6月23日だ。さて、この沖縄戦で軍隊は民間人を守ったであろうか。答えは否だ。日本軍により「自決」を強制され多くの犠牲者を生み出したではないか。

いま、戦後60年を前にして、次の憲法の前文をかみしめなければならない。「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。」(原文によれば国民と訳すべきではなく人民と訳したほうがよい)

また、僕としては単なる護憲の立場ではなく第1章をばっさりと削除すべきものと考える。天皇制などはいらない。民主主義の理念に反するからだ。国境のない世界、国家のない世界がやってくることを想像しよう。

Love,Peace and Freedom.

2005/06/20(月) 東条英機の孫である女性の登場に思う
今日、報道ステーションでA級戦犯東条英機の孫である女性が登場し、かつてのアジア侵略は自衛戦争だと述べた。

過去の侵略戦争を開き直り正当化していた。これは、「つくる会」などの運動や、小泉首相が靖国神社の参拝を繰り返し、また、小泉政権の中心を担う極右の政治家が発言力を増しているという状況の中でおきている事だ。

過去の軍国主義の亡霊がたち現れたかのような気味悪さを感じた。

新たなアジア侵略に突き進んでいる今日の情勢の中でアジアの民衆とともに日本によるアジア侵略を止めなければならないという思いを強くした。

2005/06/19(日) 大規模な反戦デモ−ワシントン9/24
Mass March on
Saturday, September 24
in Washington D.C.

Stop the War in Iraq

End Colonial Occupation
from Iraq to Palestine to Haiti

イラクの占領に反対する大規模なデモがアメリカワシントンで計画されている。

2005/06/15(水) 戦時体制はここまで進んでいる
14日、政府は今年の11月に、有事(戦争)訓練を福井県で行うことを発表した。

美浜原発が武装集団の攻撃を受けたこと想定した実働訓練だ。
国民保護法(国家総動員法)にもとづき、有事(戦時)の住民避難、国、自治体によって行われる。

自衛隊、警察、消防が役割分担を決めてゲリラコマンドへの対応を行う。戦時体制はここまで進んでいる。

日本の現代史上軍隊が民間人を守ったことはない。沖縄戦においては、日本軍によって「自決」を強制され、母は愛する子に手をかけ自らも手榴弾で「自決」していったではないか。

また、中国を侵略し偽「満州国」を軍事支配した「無敵」といわれた関東軍もまた、ソ連軍の侵攻を知るや否や軍幹部が真っ先に逃亡したではないか。民間人を置き去りにして…。その結果生み出されたのが中国残留孤児だったのだ。

日本で食い詰めた農家の次男、三男などが、日本という国から棄民として、「満州国」つまり、現中国東北部に侵略の先兵として送られ、そして敗色が濃くなればまた、置き去りにされ二度も日本という国家から見捨てられた。

そうした日本の底辺の農民であり、労働者である彼らは、中国侵略の最前線に送られ中国民衆に侵略者としてたち現れた。

再びアジアに対する侵略戦争を起こさないために今できることは何でもやろう。創意工夫を凝らして。

P.S.ちなみに、「無敵」関東軍について描かれている小説に、「虚構の大儀」、「人間の条件」ともに五味川純平 著がある。ぜひ読んでみてください。

2005/06/09(木) スポーツは政治だ
昨日、サッカーのワールドカップ大会出場をかけた日朝の試合があった。

僕は試合そのものには興味がない。

しかし、「日の丸」を振って盛り上がるサポーターは天皇の軍隊が「日の丸」を押し立ててアジアに対する侵略戦争を行ったことを知っているのだろうか。

国際スポーツ大会のようなものがあるたび思うのはスポーツは政治だということだ。

そのたびにナショナリズムが煽られる。
なにか年がら年中、国際スポーツ大会が行われているような気がする。

サッカーのワールドカップ大会の日韓共同開催があったのもついこの間のことのようだ。

Jリーグのエンブレムについては以下のURLを参照
http://www2.tokai.or.jp/news/link34.htm

2005/06/08(水) 局地的に憲法が停止された
「日の丸・君が代」に反対のフ起立をつらぬいた教員が停職処分を受けた。この処分の法的根拠はまったくない。「国旗・国家法」にも規定されていない。憲法に規定されている言論・思想表現の自由に違反した処分である。

この春の卒業式で、学校の正門前では、局地的に憲法が停止されたかのような言論弾圧事件がおきた。

「日の丸・君が代」に反対のビラを撒いただけで逮捕される事件があいついだ。これが「民主主義国家」日本の姿だ。
日本はすでに戦時下にある戦争に反対する言論に対する弾圧が目に見える形で眼前に現れた。


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