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2007/04/08(日)
人々の行動が社会を変える
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今日は統一地方選の投票日だ。 どの地方でも投票率は低く、東京では40%を少し上回った程度だ。 棄権者がいかに多いかがわかる。投票によっては世の中は変わらない。
2006年、フランスでは若者の不安定雇用を全般化させる労働契約のCPE(新規採用契約)の反対運動が、デモやストライキで大規模に行なわれ、CPEは葬られた。
また、2005年(だったと思う)フランスでは30万人の高校生がバカロレア(大学入学資格試験)の改悪に反対して、デモを行いバカロレア改悪を止めた。 このことからわかるように一人ひとりの行動の集積が悪法を止めたのだ。
かつては、革新政党が労働運動のストライキやデモと連動して、一定の力を持っていた。しかし、革新政党も何年かに一度の選挙のみに政治活動の意味を切り縮めてしまった。ここに革新政党の凋落の原因がある。加えて、ソ連の崩壊のより社会主義に対する自信を失ったのではないか。
資本主義は社会主義に勝ったとひところは喧伝された。 しかし、いまや資本主義日本でワーキングプアの問題や、アパートを追い出され、ネットカフェで寝泊りし日雇い派遣の労働で身を削っている若年労働者の存在などでもわかるように資本主義は行き詰っている。日本国家はその住民を食わしていけなくなっている。
景気の回復などと言われているが、実態は労働者の多くが不安定雇用に追いやられ低賃金労働を余儀なくされた結果ではないか。
いまだ、世界には、社会主義社会は実現されてはいないことを銘記しなければならない。
いまこそ、労働者の利益を代表するような政党が必要とされる。
Workers of the world, unite !
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