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2004/12/06(月)
久々の仕事。キーボードがうまく打てない…
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久々に出勤。 1週間以上休んでいた上に、引越して出勤ルートが変わったので、通勤が何だかとても新鮮。 電車の外の景色や、道すがらの風景が目新しく感じるので、通勤時間が長くなったこともぜんぜん苦じゃない。 何より、電車の中から山並みや田んぼや川を眺めながらの通勤。朝からほっとするのです。 やっぱり、いなか育ちはいなかに住むべし!
昨日と一昨日は、千葉の自然に触れる暇もなかったけれど、私の自然好きは千葉の祖父母宅の山深い土地がルーツな気がします。 いとこは男の子ばっかりなので、昆虫や小動物の捕まえかたなども教えてくれたし、食べられる野草なんかも。
火葬場への道のりは、見渡す限り、紅葉した山、山、山。道はカーブ続き。平地は田んぼか梨畑か野原。丘の上には青緑色の池。数え切れないほどたわわに実をつけた野生の柿の木。コンビニどころか、商店さえ見つからない。 聞こえるのは、鳥の声と、鳥を追い払う空砲の音と、通り抜ける風の音、それから自分たちの声。 山ばっかりで電波も悪く、TVだって満足に映らないし、車がないとどこにも行けない。 不便ではあるけれど、なんだろう? この安心感。
祖父は庭でトマトやキュウリやネギを作っていた。 軒先ではサボテンがゴロゴロ増え、アロエが茂り、百合の花が咲いた。 その油絵を、祖父は描いた。 九十九里から持ってきた庭の砂には、アリジゴクが巣を作った。 おけらが鳴き、蛙が跳ね、野うさぎが遠くからこちらを見ていた。
葬儀のあと、祖父母宅の裏の雑木林でからすうりを見つけた。 鮮やかなオレンジ色が、森の中で強烈に目を引く。 最近はあまり見かけなくなったけれど、種をまいたら発芽するかなぁ? 結婚したばかりの同い年のいとこが、私の手のそれを見て一言「あ、からすうり」。 同年代の人で、植物や昆虫や小動物の名前を当たり前のように分かる人は、なかなかいないかも(からすうりくらいは有名かもしれないけれど…)。 産まれてくる子供にも、伝えていってほしいなぁ。
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