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2005/06/21(火)
きのこ記念日
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昨夜はとてもぐっすりと熟睡でき、仕事は昨日と同じ座席で同じ仕事(☆降る!)で、他部署へ応援に行かされることもなく、明日から2連休を控え、夕食に宇都宮餃子を食べ、とても気分が穏やかです♪ もう、食事したからといって胃がキリキリ痛むこともなくなったし。
夕方ごろ、小休憩のためにKRKさんと一緒に食堂へ行くと、ちょうどお昼休憩をとっている遅番グループたちがいらっしゃいました。 でも、なんだか様子がおかしいぞ? 5人の同僚たちが、それぞれお弁当を食べ終わって、まったりしている。
いや…まったりというよりは、し〜〜んとしている。 誰一人言葉を発さず、身動きもせず。
机に突っ伏して動かない人、 TVを見つめ続ける人、 うつむいて文庫本のページをめくる人、 一心不乱に携帯を操作する人、 じっとどこかを見据えている人。
なんだか異様な光景でした(笑)。 もしや大変なところに来ちゃったのか? と思いつつ、同じテーブルにつく。 突っ伏して動かなかった人を起こして、10分ほどお喋りする(でも相変わらず周囲は無風無音)。 時を同じくして、一緒に来たKRKさんが、テーブルの端のほうで、突っ伏してしまいました(あとで聞いたら、夢を見ていたらしい…)。
そして、旅行帰りのさきち様から、新潟限定の「きのこの山」をいただきました♪ 米どころ新潟ということで、コシヒカリのライスパフ入り。 そして、一粒一粒が大きいー! 食べでがあります。 大粒さを分かりやすくするため、パソコンのキーボード前で撮影(笑)。 ご安心ください、家族にも好評でしたわよ♪ ごちそうさまでした!
お喋りの内容を引きずり、仕事に戻ったあとも気がかりがひとつ。 俵万智の短歌、「○○○○○〜から、七月●日はサラダ記念日」
誰もが知る有名な歌なのに、○の部分が思い出せない!! サラダがなんだって言われたんだっけ? と、いろんな人に聞く。でも、誰も思い出せない。 レタスがおいしいのか? トマトが甘いのか? 「おいしい」なんていう直接的な言葉じゃなかった気がするし。 あーもう仕事が手につかない! 自分が短歌を作らなきゃいけないわけでもないのに、上の句ばっかりをずっと考えながら終業時刻を待つ。
それから「6日か8日か、どっちだっけ?」と迷う。 特別な日(7月7日)を敢えてはずすことで、この歌は成り立っていると思うのです。
気になって気になって仕方がないので、帰り道に書店へ直行。 詩歌のコーナーで探しまわる。 短歌の棚は、枡野浩一の本ばっかりだー。 枡野浩一の面白い公式サイトはこちら。いっぱいクリックしてね。↓ http://masuno.de/ 専門学校時代の恩師(?)正津勉が「二十歳でこんなにカッコよくちゃだめだと思うんだよなあ」って言ってる〜(笑)。そう言う先生がカッコイイ!(二十歳じゃないけど。)
「サラダ記念日」自体は見つからなかったので、現代短歌集を立ち読み。
「この味がいいね」と君が言ったから、七月六日はサラダ記念日
「この味がいいね」だったかぁ〜。うんうん、しっくりくるよ。
この歌の主人公と相手(「君」)との距離感がいい感じ♪ 親しくなって間もないというわけでもなく、もう何年もいっしょにいるわけでもなく、 これは、「君」が食べた何度目のサラダなのかな? 一度目、二度目、三度目の食事に、どんな会話があったんだろう?
もうひとつの謎は、なぜ8日ではなく6日なんだろう? 「ようか」と「むいか」は、どちらも五七五七七に当てはまる。 単に、発音の心地よさだけで「むいか」にしたのかなぁ?
深読みするなら、 七夕というロマンチックな日をすでに昨日過ごしてしまった二人ではなく、「明日の夜は晴れるかな? 晴れてほしいな」と希望に満ちた遠い未来を無意識に夢見ている段階の二人だから? だから、翌日よりは前日を選んだのかも。
おかずではなくサラダを褒めるなんて、「料理が下手だ」という遠まわしのイヤミでしかない、と解釈する人もいるようですが、それはちょっと違うと思うのです。 特別な日ではなく、何事もない日常の中でも、心に残る瞬間はいっぱい散らばっている。
その感動を取りこぼさず、そしてことばを選んでいけば、たった31文字でこんなにみずみずしい恋の歌ができるのです。 俵万智の歌で一番有名なのはこの作品だろうけど、立ち読みした限りでは、他の歌も素敵なことばで作られていました♪ たった一首で、こんなに何時間も反芻していろいろと思うことができるなんて、やっぱりこの歌はすごい。 林あまりほど「女の歌!」っていう感じが漂わないし、直接的な表現も少なめなので、読みやすいかなぁと思う。
詩歌コーナーにはいろんな詩集があったので、何か買って帰りたくなったけれど、ひとつに決められず、結局何も買わずに帰宅しました…。 で、今日は本当は何記念日なのかな?
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