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2005/08/15(月)
キラキラの一周忌
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今日はお休み。 外出した帰りの電車は、まだ午前中だったので人もまばら。 ガラガラの車内は涼しく、静かで、とても気持ちがいい。
見慣れた景色の通り過ぎる窓から、キラキラと陽が射していて、なんだか初めて見る風景のように思える。 この沿線の景色って、こんなに素敵だったっけ?
そう思っているうちに、家のある下車駅へ到着。 降りたくない。 もっと、この空間から景色を眺めて揺られていたい。 心の中で「どうしよう?」という葛藤はあったけれど、今日はどのみち仕事は休みの日。 隣の駅で降りて引き返すこともできるし…、と下車をやめる。
隣の駅も、その次の駅も、そのまた次の駅も、知人が住んでいたり、降りたときの思い出があったり。 でも、今日目にするそれらの駅は、いつもと違った駅に見える。 乗ってくるお客さんも少なく、車内でおしゃべりをする人もなく、公共の場なのに自分の世界に浸れそうな感じでした。
だんだん、田んぼや畑が増え、大きな建物は消え、緑の濃い山が連なり、迫る木々の間から突然川が現れ、橋を渡り、何度も橋を渡り、海を感じさせる遠くの平坦な土地が見え、 途中の駅でドアが開けば、蝉の鳴き声が聞こえる。 窓から見えるすべての光景が、太陽の光に照らされてキラキラしていたのです。
携帯電話のバッテリーは残り少なく、バッグの中にはグリコの「Shall We?」というバターの香りのショートブレッドと、じゃがりこチーズ味が。 終点まで行ったら、海のそばだ。 ひとりでキラキラの波を見ながら、お菓子を食べたりしたいなぁ。
とても穏やかな気分で、そのまま終点まで揺られていきました。 終点駅の町は、海に近い城下町。 今日は16歳で亡くなったたまの一周忌。 そしてここは、17年前にたまと出会った町。 なんか、今日この町に来たかった理由はこれなのかなぁ?
さっきまで静かに眠っていた乗客たちが、いっせいに下車して改札口へ向かう。 車内はあんなにガラガラだったのに、降りると結構な人ごみ。 人の流れをやり過ごして、ゆっくりと改札へ向かう。
お土産屋さんでちもとの「湯もち」http://www.hakonenavi.jp/month/0503navi/sub3/を買いたいなぁ。 あのさわやかな柚子の香りのお餅を、持って帰りたいなぁ。
…しかし、改札を出る前に気づく。 お土産屋さんが、閉まっている! そんなぁ。まだ時間が早かったのかな? そして、コンコースの窓から差し込む陽射しの強さに体力消耗。 こんな気候で海になんか行ったら、日焼けと熱中症が恐ろしい!
諦めて、そのまま折り返し帰ることにしました(笑)。 帰りの電車でも、またキラキラの緑と川の景色を眺め、すごく心が落ち着く。 今度は、途中駅で降りてみるのもいいなぁ。 でも、夏はやめておこうと思ったのでした…。
そして、ちゃんと下車駅で降りる。 日なたに出たら、あまりの暑さに驚愕。 少し遠回りだけど、今日行くつもりだった美容室の前を通る。 …定休日だ〜。 また電車に乗って別の美容室に行くか?? それとも、家に帰って寝るか?
…汗だくで帰宅して、シャワーを浴びて、PCを少しさわって、 その後は寝てました。 クーラーを弱めにつけて、だらだら・ゴロゴロ。 2〜3時間おきに目が覚めて、また眠る。 夢をいっぱい見る。 疲れる夢をいっぱい見る。
そんな感じで、美容室にも行けず、海も見れず、薄暗い室内で過ごした休日でした。2連休くらいしたかのような、のんびりした気分です。 あ、今日はあんまり食べてませんよ。 ショートブレッドとじゃがりこです(笑)。
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