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2007/02/24(土)
下界を見下ろす
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早春の花を持って、昨年亡くなった後輩のお墓参りに行ってきました。
急な坂を上り、雑木林に分け入り、みかん畑の脇を抜け…、 歩む先に見えるものは山々と空。 すれ違う人もなく、シカかサルでも出そうな気配。
登山道と分かれるあたりまで登って、しばらくは平らな道を進む。 突然、周りの木々がない場所に出て、視界が開ける。 眼下に、自分の住む町が広がるのを見下ろす。 遠くには、かすかに横浜のランドマークタワーが見える。
登っては下って、また登り…を数回繰り返し、山奥のお寺に到着。 お墓参りに来ている人も、誰もいない。 静まり返って、聞こえるのは風の唸りと、時折ヘリコプターの音。
お墓の前に着いて空を見上げると、ちょうど飛行機雲を引いて旅客機が過ぎていくところでした。 風が強く、飛行機雲はすぐに流れてしまいましたが…。 その場所からも、青空の下に広がる相模の景色が見下ろせました。
静かで、いい場所でよかった。 苦しみから解放されて安らかでいられていますように。
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