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2007/04/10(火)
あこがれの航空管制官
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あこがれの職業。
昔は、芸術家に憧れていました。 ピアノを習っていた頃は、ピアニスト。 部活で絵を描いていた頃は、画家とか漫画家とか。 日本語に興味が出てからは作家。
でも、芸術家って、なろうとしてなれるものではない…。
もし私に1%の才能があったとしても、99%の努力ができないと思うのです。 よりよい作品を発表し続けることの重圧に、負けてしまうだろうなぁと思います。 「もっといいものを」「もっと上手に」と思う向上心は、芸術家に限らず誰にでもあるものだけど、それを仕事として評価され続けていくのって、すごく怖いです。 自分の感性はもう枯渇してしまうのでは? という恐怖もあるだろうし。
「誰に何と評価されようと、自分の感性を信じて突き進むことができるか?」 と自問したときに(←なんか偉そうだな…)、あー私はダメだ、と思いました。それこそが1%の部分で、自分にはそれがないんだ、と。
回りくどくなりましたが、芸術家よりはもっと身近な、唯一無二の才能がなくてもなれたかもしれない憧れの職業。 今一番憧れなのは、すべての職業で一番ストレスがたまるとも言われる「航空管制官」です。
いつも愛読していた現役管制官の方のblogが、本日閉鎖されてしまいました。 初心者にも分かりやすい表現で、航空管制の現場のことを書いていて、管制官という職業がすごく身近に感じていました。
閉鎖の理由は、端的に言うなら「守秘」ということのようです。 別の管制官のblogもちょっと前に閉鎖されてしまったので、もしやと思ってはいましたが…どちらもすごく残念。 個人的には、書いても問題のなさそうな内容だと思っていました。ショックです。
業務上知り得た情報を外部に出してはいけない。それはどこの会社も一緒。 どこまでが「秘」に当たるのか、難しいものですが…。 何の仕事をしているのかさえ公開しづらくなる時期が来ていると思います。
航空無線を聞きながら、blogをやめざるをえなかった2名の管制官に思いを馳せてみます…。
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