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2007/06/15(金)
空飛ぶラクダ
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寝る前に、ベッドのそばの飛行機カレンダーを眺める。 今月の写真は、C-130Hの3機編隊正面アングル。 まさに、自分に向かって突っ込んでくるような迫力の写真。 ああ…飛んできてくれたらなぁ。
…そして今朝。 特に何があるというわけでもないですが、お気に入りの飛行機イラストのTシャツを着る。 着替えている最中に、飛行機の音が聞こえてくる。(幻聴…?)
窓を開ける。晴れ渡った青空を見上げる。 幻聴でもなく、比喩でもなく、叶わぬ希望でもなく、そこには飛行機のお腹が!
P-3C!! きゃあ〜〜!! と歓声を上げたい気分。 でもそこは出勤前の大人。ぐっとこらえて一心に眺める。 通り過ぎていく数秒間が、時間が止まったように長く感じました。
かなり珍しい出来事なのですよ〜。感激で胸がうち震えます(笑)。 めったに通らないエリアで、偶然その時間で、偶然窓のある方角。偶然という運命に感謝。
そんなわけで上機嫌で出勤。 雨上がりのおかげで、今日は空が澄んでいる。 会社の窓から見える青空も、白い雲がたなびいていて、密かにうっとり…。 そして、その時はやってきました。
窓際にあるFAXから排出される用紙を取りに行き、ふと顔を上げると、窓の外に飛行機の姿。 向かってくる! あのカレンダーのC-130Hのように頭を向けて。
でも、いつものP-3Cじゃないぞ? どんどん近づいてくる機体を見るため、窓に張りつく。 私のいる位置からは真正面ではなかったので、少し斜め方向から見ることができました。
ふたつのプロペラ。 垂直尾翼に描かれた茶色のマーク…もしや!?
キャラバン! きゃあぁ〜〜!! と歓喜の叫びを上げたい気分でしたが、そこは勤務中の大人。ぐっとこらえて一心に眺める。 なんて幸運な日なのでしょう、今日は。胸がいっぱいです。 P-3Cも、YS-11Mも、ずっと先まで続く澄んだ青空も、飛んでこないC-130Hも、今日の思い出として心の奥に大切にしまっておこう…♪
忙しいながらも、そんな穏やかな気持ちで仕事をしていたら、 夕方になって、 「うおーー! きれい! 空が! 写真撮りたい!」とフロアじゅうに響き渡る大声で叫ぶ上司。「こんな空は一生に一度見れるか見れないかだよ!」
エアークラッシャーならぬ、情緒クラッシャー…。 夕焼けも確かにきれいでしたが…、と心の中で思う。それ以上に今日出会った偶然という運命を大事にしまっておきたいのです。
画像は、 上:C-130Hの3機編隊のカレンダー 中:P-3Cのタッチアンドゴー訓練中のお腹 下:YS-11Mのちびヤン地上展示の尾翼
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