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2008/03/26(水) 大切とか好きとかだけじゃなくて
大切だ、好きだ、失いたくない、そばにあって幸せだ、と普段から自覚していても、実際に失ったときの衝撃は想像以上のものでした。
心の準備もできていないのに、気づいたら消えていたのです。

朝、駅へと急ぐ道のり。
いつも通勤に使っている鞄に、飛行機のアクセサリーをつけていました。
パーツを買ってきて、自分でくっつけただけのアクセサリー。
昨年の5月に作ったものです。その日の日記→http://diary1.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/pyontaism/?Y=2007&M=5&D=8
それから1年近く、ずっと私の通勤のお供をしてくれていました。

駅に近づいた頃、その飛行機アクセサリーが鞄についていないことに気がついたのです。
いつもそこにあった、金ピカの2機が消えている!

どこで落としたの!? 家を出るときにはあったっけ? 脳みそフル回転。思い出せない…。
このまま駅へ向かえば電車には間に合う。探しに戻っていたら、遅刻するかもしれない。私が遅刻したらきっと同僚たちには迷惑をかけてしまうだろう…。財布や高価なものを落としたわけじゃないけれど、会社に電話を入れて遅刻するか。
そんなことを考えているうちに、どんどん駅に近づいてしまう。

どうしよう、どうしよう…。
ものすごく焦りました。不安と動揺、そしていつもの電車に乗って出勤しようとする惰性の歩み。心臓がバクバク。

もしこのまま仕事に行ったら、と考える。
会社に着いて仕事を始めてしまったら、探すためだけに早退しますなんて言い出せない。一日じゅう、悲しみと後悔と焦りに苛まれて仕事をする自分が目に見えるようです。
そして、二度と見つからないことを想像すると、自然と目がウルウル。

勇気を出して、駅へ向かう歩みを止める。
遅刻を覚悟で、引き返すことにしました。
見つからなくてもいい。戻って探すことだけはしなければ、絶対に後悔する!

来た道を、ゆっくりと道路ばかり観察しながら戻る。

そして、道端に落ちている金色のものを発見!!
ゴールドが、ものすごく輝かしく見えました。
見つけた瞬間に、もう嬉しくて嬉しくて…何かに感謝したい気分!
同時に、この飛行機アクセサリーをこんなに心のよりどころにしていたんだという実感が、その瞬間に波のように押し寄せてきました。
今まで何となく「好きだ、大切だ」と思っていたものでしたが、そんな漠然とした感情ではなく、本当はもっと自分の心の内部に直結する思い入れがあったことが分かったのです。いつの間にか、かけがえのないものになっていました。

安全ピンの部分が少し緩んでいるようなので、今後は鞄につけるのはやめました。
家で飾っておこうかな〜。
ドキンちゃんにつけてもらおうかとも思いましたが、裸同然のドキンちゃんにピンを刺すのはためらわれます(笑)。
これからは、もっと大事にするからね♪

今日もまたまた吉井さんの「Believe」がぴったりの悲しい日でした(しつこいですか…)。
まだまだMemento Moriにはほど遠いです。
今回は身近なアクセサリーで、なくなったからといって死ぬわけでもないと言ってしまえばそれまでですが、
普段から、いろんなものの自分にとってのかけがえのなさをもっと自覚しなきゃいけないなぁと反省。大切なものや好きなものというだけじゃなくて、もっと俯瞰で自分とそれらを理解しておきたいな…。
あ、会社には遅刻ギリギリでした。


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