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2008/06/04(水)
【毒】謙虚学校新入生募集中【デトックス】
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電話を取ったとたんに、わけのわからない災難に。 こちらが「お電話ありがとうございます、○○(会社名)…」と名乗っている途中なのに、それすらも聞かずに話し始める相手。 ヒステリックな口調で、不満をまくし立てているのは中年と思しき女性です。でも、それが誰なのかも分かりません。誰に何を怒られているのか、私。
主語や目的語が抜けた感情的な話を聞きながら、どうやら先方は取引先の従業員ではないかと推測。 とにかく胸の中にうちの会社に対する相当な不満があって、それがグツグツ煮えたぎっている最中のようで…。
不満が頂点に達した瞬間、発散する場を求めて発作的に電話をかけてきたのでしょう。顔を真っ赤にして勢いよく受話器を持ち上げて引っ込みがつかなくなった様子が目に見えるようです。
不満の内容はひとつではなく、今までの積み重なったものが一気に放出されたようで、次から次へと「おたくの会社はいつもそうなのよ!」とヒートアップしていきます。 口を挟む間も与えてくれないので、しばらく相槌をうちながら聞いていました。 感情的な話を一方的に長々と聞かされて、さすがに私もだんだん電話を切りたくなってくる。電話を取ったときは「あ、怒ってる、どうしよう」と少し動揺しましたが、徐々に覚めてきて、相手の話に頭の中でいちいちツッコミを入れてみたり…。
クレーム対応の鉄則では、相手の話をひととおり聞いてから、そのあとに謝罪なり説明なりをすることになりますが、今日の相手は謝罪や説明は求めていない。 ただ単に、言ってもどうにもならないことに対して怒っているのです。
「日差しが暑い! なんでなのよぉっ!!」(それは夏だから…) 「夏なんてなくせばいいじゃない!!」(うちにお願いされても無理ですから…) 「だってあなた、夏が来るなんて、一言も言ってなかったじゃない!」(来るのが当たり前ですから…) 「日差しが暑いのを放置してるなんて、ひどいじゃない! いつもそうなのよお宅の会社は! 太陽を小さくしなさいよ! 太陽を小さくしないから、夏なんかが来るのよ!」(………。)
例文は比喩ですが、そんな感じです(笑)。無理難題。そしてゴムボールのように飛び跳ねる予測不可能な脈絡。
今日は女性のヒステリックな叫びを何度も聞かされました。 たとえ電話で顔が見えなくても、取引先なのに…。 なんだか、自分のしたいことが叶えてもらえない幼児が、人目も気にせず路上で泣き叫んでいる姿みたい。 筋の通ったクレームなら、こちらに非があろうとなかろうと、ちゃんと対応する気にもなるんですけどね。
聞いているだけでも疲労度アップなので、仕事帰りにスーパーのデザートコーナーを眺めて癒されてきました♪ これといって気になるデザートには出会えなかったけれど、目の保養だけでもストレス解消〜。
画像は、メダカでさえ学校で水泳を学んでいるという証拠(笑)。 生まれつきヒレがあるからといって驕らず、謙虚に生きていきましょう。仕事で出会ったヒステリックな方や粘着質な方々も、反面教師として教壇に立ってもらったと思うことにします。 でもむりやり入学させられたメダカたちには、余計なお世話かな?
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