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2008/08/02(土)
ブーメラン、飛んでいるか?
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飛行機が好きな人。 森博嗣の小説が好きな人。 押井守の映画が好きな人。 アニメが好きな人。
どんな客層かは知りませんが、映画化された「スカイ・クロラ」を観てきました。 私は上の4つで言うなら「飛行機が好きな人」かな? でも、森博嗣の原作も読んでいる以上、飛行機の描写がすごかったというだけでは満足できない部分もあって…。
戦闘機に乗っているような気分を味わえるシーンもあって、CGもすごくきれいだし、その点は大満足です。 原作の小説では、当然だけど戦闘中の音(エンジン音、機銃の音、パイロットの呼吸の音など)までは表現できないので、それを映像にするとこういう風になるんだぁ〜と、嬉しい気持ちで見ていました。小説を読んで頭の中で想像していた戦闘シーンの映像を、スピード感のある映像で見られて満足♪
ただ、ストーリーのほうは納得のいかない部分も多少あって、原作ファンとしては残念です。映画だけを観て「森博嗣って、こういうストーリーを書く作家なのかぁ」と早合点してしまう人がいると思うので、それが残念でなりません。 映画作品として時間内に収めるためには、ストーリーの変更はしょうがないのかな。ところどころで、心の中で「なにそれ!?」と突っ込んでいましたが、なるべくその心の突っ込みを意識しないようにと観ていました。
押井監督の「僕は今、若い人たちに伝えたいことがある」というコピーがありましたが、それがよく分かりません。また次回見たら分かるかなぁ? 「AVALON」のときのような感動は得られませんでした…。
明日からまた原作の小説を読みます。 オルゴールのように、ボウリングのボールのように、ブーメランのように、何度も、終わって、戻って、繰り返して読み込んでいこうと思います。 誰がなんと言おうと、私は原作の小説が好きです。
ちなみに、ブーメラン型のキーホルダーはグッズとしては売られていませんでした。最大の残念。
画像は、映画のあとにひと息ついたNINA'Sのケーキセット。 「プランタニエ」というケーキでした。ドゥリエールというケーキ屋さんのものらしい。ミントのムースって新鮮!
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