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2004/11/16(火)
たよらない
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親指にできた「あかぎれ」がなかなか なおらない彼女。 毎日ハンドクリームを塗り塗りして寝るのだが、カサカサなままだ。 ねぇ。家事をするとこんなにも手が荒れてかわいそうなのと彼に言えども、彼はかわいそうにというだけで、決して台所には近寄らない。 台所は女の城だから男は入ってはならぬのだと格好よい言葉をいう。
お菓子があるときは、我こそ先にと台所へゆく。
コレが「矛盾」というものなのか。 彼女は城を守るべきなのか。 考えているうちにもお菓子は着々と彼の口へと消えてゆく。 負けじと一緒に食らう彼女。
手のあかぎれ。 昨晩作りたくもないのにできたたんこぶ。 夜中の間食。 彼女は最近、傷だらけで さらにたくましくなっていく。
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