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2005/02/23(水)
「うまみ」を食べたい彼女
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仕事をさくさく済ませて、いつもより早い帰宅の彼女。 彼もなんだか早く帰宅。
たまにはご飯をゆっくり炊いてみようと、炊飯器についている「うまみ」スイッチを押してみる。 これはさぞかしおいしいご飯が炊けるに違いないと期待を胸に腹ペコの彼女は毎度おなじみの、「へんてこなおかず」を作る。
「うまみ」は、ただの「炊飯」とは違った。
いつまでたってもご飯が炊ける気配が無い。 彼女は禁断のスイッチを押してしまったことに後悔しつつ、彼の指示で先にお風呂に入った。
あがった頃にはご飯も炊きあがり、彼女のお腹もいい具合でもりもり食べた。 そして「うまみ」の事はすっかり忘れていた彼女と彼。
きっと、もうあのスイッチは押されることがないだろう。
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