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2007/07/18(水)
リアルBL!
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母と寿司屋のカウンターでぎゃあぎゃあ話しながら食事をし、話の流れ的に「男はうわべばかりを見ている」という結論に達した。男気を理解しない馬鹿者が増えた、嘆かわしい、と軽くもりあがる。 すると、母が不意に寿司職人見習いの若い兄ちゃん(30代前半くらい)に急に話題を振った。
母:「ねえお兄さん、男が男に惚れるって、わかる?」
それに対し、兄さんは戸惑ったように瞬きをし、ええ、はい、まあ、と曖昧に返事をした。 急に変な話題を振られたら驚くよなー、と思っていたら・・・そのお兄さんはとんでもないことを言い出した。
「ホモってことですよね?」
違う違う違う!!!
思わず食いつきそうになる自分を押さえ「違います、男気の話です、男が惚れる男、ついて行きたいと思う男、とか、そういう話です」と訂正を入れると、お兄さんは、ああ、というようにちょっとはにかみながらこう続けました。
「自分が小学生の頃、野球チームに入っていたんですけど・・・。そのキャプテンは、決して目立つタイプではなかったんですけど、黙々と自分がこなして見せて、大人しいのに周りが後ろからついていく、よくできたキャプテンでしたよ・・・」
私の中のBL好きセンサーが動いた。
なんか変だよこの兄さんの反応!!
きっと、そのキャプテンと同じ部室で着替えるたびに、ワケもなくドキドキしたに違いない!!(決め付け) 私の血は沸き、肉は踊った。
何も知らない母だけが上機嫌に「今はそういう子いないのよねー」と話を締めくくっていたが、兄さんはまだそのキャプテンとやらについて、妙に照れながら思い出を語っていました。 そしてそれを無関心を装いつつ全神経集中して聴き入っていた私。
寿司よりも美味しかった。その話が。
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