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2006/08/26(土) メサイア/遼太ルート(全ED)
メサイア一周しました。
いやーコレ、精神状態があんまり良くない状態の時はプレイをおすすめ出来ません!(汗)
釣られ鬱になります。鬱を呼び込む鬱ゲーです。(爆)
そういう意味ではFANATICAを超えてますな…

もうとにかく描写が濃い。何から何まで重い。
良く言えばリアルなんですが、悪く言えばねちこい。
プレイしていて割と「冤罪」に近い雰囲気を感じたのですが、
あっちは肉体的な苦痛が主体ならこっちは精神的な苦痛が主体ですね。
勿論肉体的な苦痛(凌辱)も盛り沢山なんですが、
主人公の捕らえ方一つでこうも追うのがしんどくなるのかと。
全体的に漂うホラー性、”館もの”の他、
人間が抱える二面性、人を愛する(してしまう)こと、それによって起こりうる罪、そんなものが満載、という…
でも心理面でここまで掘り下げたゲームも貴重だと思います。
あとやっぱり今回も微妙に宗教色アリ。
FANATICA程じゃないですが。

システム面や背景での演出なんかもリアルさに拍車をかけてます。
全体的なクオリティはかなり高め。シナリオのボリュームも長さも値段が安めの割にはかなりありました。犯っても犯ってもまだ続くという(下品)
スチルもかなり出ます。絵によっては主人公達の顔がギャルゲーに戻っちゃってる時があったりなかったりしますが、特に気にならない程度だと思われ。
ていうかほもゲーで女の子キャラ(結構出ます)が皆すこぶる可愛いと何でか得した気分になる…(え)

以下遼太ルート(OVER THE RAINBOW)ネタバレ感想。

あの灰色のおじちゃんが見るからにとても怖いので(爆)、
縋るものはお前だけだとばかりに親友にくっついて何とかルートに入れてもらったものの実はお前も同じ穴のムジナなんだよな!
うん、俺知ってた!知らないフリしてたけど!(涙)
……というルートです(違う)
単なるヘタレ攻めルートかと思ったらどっこいしっかり鬱屈としてました。
いや、鬱屈、という程ではないかもですが、決してオアシスではなかった…orz
とにかく出てくる奴全員俺狙い(しかも血走った目で)ってことでしっかり対人恐怖症になってる主人公が唯一救いとしてるのが遼太な訳ですが、遼太は遼太で抱えてるものが重くて読んでいくのが大変でした。
子供過ぎた、とか単純だから、と言えばそうなのかもしれないんですが、彼は彼なりに真摯に主人公を想っていた訳で、それを己のエゴで直視しまいとしてた主人公にも非があると捉えるか、
幾ら何でも女の子とベッドに居る時に別の人の名前(しかも男)を呼ぶのはまあ確かに死んだ方がいいよな(爆)と捉えるかで大分解釈が変わります が
健気スキーとしては一応前者ってことで。(笑)

でも何か、このルートだけかもしれないんですが
(以下著しく下品かつネタバレなので注意・反転)

吸血鬼とその儀式、に関しての条件や概念が余りにも下なソレに終始しすぎて、
悲劇が高じて最早喜劇に見える部分もあったりなかったり。
だって中出しするまでは非童貞とえっちいことしても大丈夫なのに、
中出しした瞬間に死にそうになるって……!(爆笑)
いや、うん言いたいことはわかるしその発想は流れからして然るべきなんだけど!なんだけどさ!


とりあえずラストのラストはちゃんと、遼太が全身で喰らい付いてくれるおかげでようやく自分自身を認めることが出来た主人公、というHAPPYで終わるので良かった…
もう途中何度もコレBAD入っちゃったんじゃってヒヤヒヤしてたんですが(汗)
罪を背負いながらそれでも相手を想うことはお互いの強さにもなるっていう良い話でした。

★★★追記
上記のHAPPY EDルート以外に遼太絡みのEDは
「THE SILENT CAGE」
「SLAVE TO THE DARK」
「SOLITUDE」の3種がありましたー
以下ED毎に簡単に感想をば。

「THE SILENT CAGE」
途中まではOVER〜と一緒なのに、最後の最後でちょっと毒が残るED。
魔性受けの主人公の攻めスチルが観れる貴重なEDですが(笑)

違いは(反転)
遼太が銃を撃つか撃たないか
ぶっちゃけコレだけで主人公が遼太に愛情を持つか愛情込みの憐憫を持つかに分かれてしまうという…
遼太…難儀よのう…(涙)
でもコレはコレで主人公は幸せそうなので一応カテゴリとしてはHAPPYになるのかな?
どうもイマイチこのゲームHAPPYとそうじゃないEDの線引きがしづらいです。
唯一胸張ってHAPPYって言えるのはOVER〜位しかない…

「SLAVE TO THE DARK」
逆上した遼太が主人公のトラウマをガンガン刺激してくれちゃうおかげで主人公が壊れちゃうルート。
ブチ切れた煌が(反転)
遼太を犯り殺すシーンは笑いましたが、
(え?笑うところ?)
あんだけ何でもお見通しなのに主人公がこんなになってるのを今まで気付かなかったのかよ!というツッコミもしてみたいお年頃です(お年頃関係ない)
いんらんぼんてーじ主人公は可愛いですけどね(…)

「SOLITUDE」
主人公と遼太の気持ちがすれ違ってしまい、
絶望の余り(反転)
主人公が遼太を手にかけてしまうルート。
このルートの遼太は紛れも無くアホだと思いました(爆)
お前…!短慮すぎる…!!
もっと相手のことも考えんしゃい!(笑)
ていうか、遼太って結局主人公の過去を何一つ明かされてないのかしら。
どう考えても影の部分を持った主人公のその部分を聞き出そうとはしなかったのかな?
それだけの手腕が無かった(自信が無かった)のかもしれないけど、少しだけでもそうやって主人公に心を開いて貰えてたらこういうEDって無かったんだろうな〜…やりきれない。
最後の最後でおいしい目を見てる人は約1名居ますが。
そ、それでいいのかー!?
ていうかバンドメンバーって最初にちょこっと出てくるだけかー
もうちょっと突っ込んだ話とかあるのかと期待してたんだけどなー

★★★以上追記

このルートは吸血鬼方面の謎が全く解けないままです。
そんな訳で次回はそのあたりを狙ってみます。


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