|
2013/01/05(土)
おやすみ、ムートン感想
|
|
|
※大胆なネタバレはございませんが未読の方はご注意ください
*************************************************
あらすじのイメージからSF色が強い作品なのかと、セドナ鎮まりて的な話なのかと思いましたが、 読んでみるとエレGY等の方面に近いと感じました。
それは読み手の私が今までの小説を読んでいるのと、ある程度以上AMを知っているからでしょう。 上記の知識がない方が読めば純粋にSF話なのだろうと予想しています。 エレGYの時も思いましたが、ピュアな視点で読めないのは少し勿体なく感じたり。 でも逆にムートンからAMに入り、そこから今の視点に移るのには数年の修業がいるのじゃ…。
舞台がSFになったエレGYのようなそんなイメージです。 アレがその事で、とか、これはその人で、とか無意識に考えてしまうAMファンあるある。
セドナ鎮まりて、でも思いましたが、宇宙船などのSFチックな場所でも、 一日食べて働いて寝て、という生活サイクルが自然にわかるような感じが好きです。
SF小説は「ノーストリリア」ぐらいしかちゃんと読んだことがありませんが、 ノーストリリアはSF俺ルールがめちゃくちゃ分かり辛かった反面、 泉先生のSFはすごく想像しやすいのが好きです。ブッ飛んでないというかなんというか。
また、ムートンの生まれてからの世界の感じ方、心の世界の表現がとてもピュアで好きでした。 ムートンが可愛い。ムートンが終始可愛い。か゛わ゛い゛い゛。 一番好きなムートンは土やケチャップで汚れたムートンです。 その白いフワフワを俺色に染めてやろうか。お前もロボぐるみにしてやろうか。
お父さんがいなくなったあたりでは、 いつもの悪い癖で救いようのないオチ来るでコレ…と悪い目で見てしまい、 pさんが大黒幕で、もうお父さんのムートンへの手紙も最初から偽造で、 監禁後すでに亡き者に…レベルまで怪しい目で見て読み終えて申し訳なくなりました。 その後のpさんも可哀想なんだろうなとなんとなく思いました。
ムートンのお手紙が可愛いのはもちろんですが、 大きめの野菜を頑張って採ったり、野菜を食べられないのでペッする描写に悶えました。 かわいすぎる。かわいすぎるぞムートン。
ムートンとのからみでは血絵美さんとが好きでした。ムートンは女にモテる。 女に惚れさす名言集「お゛は゛よ゛う゛」(ミサワ顔で) 女性をエロい目で見るムートンも可愛かったです。その見た目やから許されるんやで。
あとこれは反応しておかなければいけない気がしたのでしっかり反応しますが、 ムートンが「男同士でも…」とナチュラルに思っていたあたりで、 コイツは見込みがあると感じました。おいでおいで。
ニカは結局なにをどうしたいのか、対価で出来ることの違いはなにか等ちょっと難しかったです。 元に戻すのはどのレベルで出来るのか、一人の犠牲と、数人の犠牲で出来ることの違いとか… すべてはニカの好感度によって…?ニカタロスドリーム??
最後は畳み掛ける感じで、最初の密な描写との差もあってアレヨアレヨと進んだ気がしました。 ページ数が減ってきた、どうしよう、みたいな感じになりました。
アクアの立場はそれはそれで後々つらいだろうなと感じつつ、 その後本当にポジティブな方向にだけ進むとは思えず、少し不安になりながら読了しました。
ムートンの可愛さはAMゆるキャラの可愛さに通ずるものがあるので、 AM可愛いもの好きの方は必読ではないかと思います。私もとても楽しめました。 ムートンのおしりが触りた過ぎてソワソワします。
|
|
|
|