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2004/05/18(火)
キャシャーン。
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キャシャーン、見てきました! 良かったです〜。旧作派なんですが、別物としても旧作へのオマージュとしても楽しめました。 どんな風かと言うと、ブレードランナー+エヴァ+イデオン、或いは、新約聖書+メアリ・シェリー+地獄の黙示録……という感じでしょうか。前半、フランケンシュタイン・テーマが全面に出ていると思ったのですが、もうちょっと深くて《原罪》テーマかな……。かなり重く、暗いのでエンターテイメントを期待する向きにはオススメできないかも。 全体としてはすごく良かったのですが、映画として見た場合、映像作家・紀里谷氏と映画監督・紀里谷氏のせめぎ合いみたいなのが感じられました。映画監督紀里谷氏はちょっと負けちゃったかな……という感じ。映画が二時間を越えちゃった時点で。映像はすごく綺麗でオリジナリティーに富んでいますが、『見せたいカット』にストーリー展開が引きずられてるような所も散見しました。そのせいか途中かなり分かりにくい展開になっています。 ラストがアレだったのは、やっぱり『人間はパンドラの箱を開けた』から、ということだったんでしょうか。 この映画、ヨーロッパではウケると思います。特にフランスでは。アメリカでは……無理でしょう(^_^;) アメリカ人にはちょっとむずか……ごにょごにょ。随所にキリスト教のメタファーがあり、作中では描かれていない『あの期間』が三日間であったのかどうかがすごく気になるところです。(←何のことか判らないですね……^_^;)
映画を見た後はカイロと皮膚科に寄り、今日のオヤツはスタバでキャラメルマキアートとチョコレート・スコーン。本屋で注文した本を受け取り、二百円引きのお弁当を買って来ました。今日は贅沢な一日でした。
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