とろいのです。
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2004/09/19(日) シッピングニュース
今日のオヤツは……忘れました……いえ、何を食べたのか忘れたのではなく、名前を忘れたのです。ええと……トロペ……なんとか……(^_^;) 秋のケーキの新作です。丸いブリオッシュ生地を真ん中で横二つ割りにしてカスタードクリームと薄皮を向いたオレンジの一房を挟み、蓋には白くパウダーシュガーと振ったもの。ブリオシュには洋酒が効いています。ブリオシュのイーストの香りが素朴な味わい。フレッシュフルーツを使ったケーキは芸がなくて好きでないのですが、これは組み合わせで面白い味になっていたので良かったです。

今日は映画《シッピングニュース》を見ました。地味〜な文芸映画なんですが、キャストが豪華でビックリ。主役のダメ男がケヴィン・スペイシー、彼の悪妻がケイト・ブランシェット、叔母がジュディー・デンチ。ヒロインはジュリアン・ムーア。脇を固める俳優さんたちがまた凄く、《ブラス!》の「おやじさん」ピート・ポスルスウェイトを始めイギリス映画でお馴染みの顔がずらり。最近見た《家族のかたち》で気弱男を演じていたリス・エヴァンスを見つけてニヤリとしたり。
お話は超気弱・不器用男の主人公が運命に流されるままに娘を連れて先祖の土地ニューファンドランド島に戻り、そこで人生をやりなおすというもの。当人には「人生をやり直す」などという気概は微塵も感じられず、ただ流されるままに記者になり、港湾(シッピング)ニュースを書き、人に出会い、過去に出会い、挫折したり前進したりする。静かに見える暮らしの中にも驚くような事実があり、島には残酷な歴史がある。けれども淡々とそれらと向き合っていく……と、そんな感じの映画でした。この映画のラストと言えないようなラストには不満がある方もいるようですが、イギリス映画と比べればこれでも「オチ」がある方だと思います(というか、アメリカ映画に見えなかった……^_^;)。良い映画です。原作はピュリッツアー賞受賞のベストセラーです。秋の夜長にぜひどうぞ。


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