|
2004/03/10(水)
手話サークル(難聴の理解と配慮)必見です!!
|
|
|
今夜は、手話サークルがありました。内容は、聾学校の先生をお招きして、『難聴の理解と配慮』という事で、難聴の種類や補聴器について、講義があり、とても勉強になりました。
難聴には、伝音性難聴と感音性難聴とがある。老人性難聴は、感音性難聴の一種らしいです。また、気導聴力(例えば、他の人の声が空気を伝わって聞こえて来る)と骨導聴力(例えば、自分の声が、骨を伝わって聞こえて来る)があります。チョット試して見て下さい。健聴者の方が、耳を塞いだ状態だと、他の方の声の大きさは小さくなり、自分の声の大きさは変わりませんよね?これが、気導聴力と骨導聴力です。
伝音性難聴は、外耳から、中耳までの障害で、【音の伝わり方の障害】音が小さくなり、先程の気導聴力と骨導聴力に差が出来る。(中耳炎は一時的な、伝音性難聴)軽度から中度の聴力レベルで、補聴器の効果が高い。又、治療が可能という事です。
感音性難聴は、内耳から聴神経に至る障害で、【音の感じ方の障害】で、音が小さく、しかも歪んで聞こえる。目で言ったら、乱視みたいなものでしょうか。気導聴力も骨導聴力も落ちる。軽度から重度まで、さまざまな聴力レベルで、補聴器の効果は個人差が大きい。又、治療は不可という事で、こちらの方がやっかいですね。
難聴の原因として、【伝音性難聴】は、中耳炎・鼓膜の病気・外耳道の病気等。【感音性難聴】は、ウイルス感染による炎症・音響外傷(音楽を大きい音で聴く等)・突発性難聴等。【先天性(生まれつき)の難聴】は、原因不明が多い。【老人性難聴】は、加齢による機能不全。
補聴器の役割として 1.聞こえを補償する。(軽度の人でも使うと効果がある) 2.心理的な不安を抑える。(やはり、ずっと聞こえてた人が、聞こえなくなると不安ですよね。補聴器を付けている事により、安心感が生まれる) 3.難聴である事を周りにアピールする。(今は、いろいろカラフルで綺麗な補聴器も出来ているみたいで、アクセサリー感覚で付けられるみたいですね) ※私も補聴器を付けさせて頂きましたが、相手の声だけではなく、周囲の雑音も吸収してしまうんですよね。ですから、テレビ、また周囲で話しをしている人が居ると、その全てを吸収してしまうので、聞き取り辛い。
補聴器利用者への配慮ですが、健聴者同士でも当たり前の事もありますが、 1.本人の注意をこちらに向け、視線を確かめながら話す。 2.本人の顔を見ながら、話したり、聞かせたり。(雑談でも下を向きながら話さない等) 3.やや大きめの声で、はっきりと話す。 4.話しの内容が理解出来ているかどうか、気遣いながら話す。 5.テレビ等の周囲の騒音・雑音を出来るだけ少なくし、静かな所で話しましょう。 6.グループで会話する時は、一人が話し終えるのを待つようにしましょう。一度に二人以上が話さない事。
・・・等の講義でした。ほんの一時間程でしたが、ディでも参考になるし、とても充実した内容でした(^o^)
|
|
|