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2004/10/31(日)
イラク人質殺害事件≪普通の青年として≫
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心配していた通り、香田証生さんが首をはねられた無残な姿で発見された。 香田さんの軽率な行動はとても誉められたもんじゃないし、誘拐されて結局殺されたことも自業自得であるにちがいない。 御意見板に“こーいち兄貴”が書いている通りで、嘆き悲しむ家族がいるとゆうのに、なんてバカなことをやったもんだとハラが立ってしょうがない。
けれども、ぼくは同年代の者として、犯人グループがネットで犯行声明を出したときの香田さんのコメントに思いを馳せる。
小泉さん、彼らは自衛隊の撤退を求めています。 さもなくば僕の首をはねるといっています。 すみませんでした。 また日本に戻りたいです。
自らの大切な命が、自衛隊派遣の国策を揺さぶるための道具に使われている。 愚かなことをやってしまい、ホントに申し訳ない。 けど、できることなら、故郷福岡にいる家族のところへ帰りたい! 非情なテロリストに拘束され、現実の厳しさに気づいたときには、すでに遅かった…。 ほんの短い言葉の中に、そんな無念の気持ちが込められた素直なメッセージだ。
ぼくは香田さんの行動を擁護する気はない。 まして、小田実さん(作家)のように「イラクでなにが起きているのか、自分の目で確かめたいとゆう普通の青年の行動を誰が批判できるか!」なんてことがいえるほど度量が広くはない。 普通の青年とは、ときには恋に悩んだりしながらもそれなりに仕事や勉強をしていて、とにかく自分のことだけで精一杯なんだ。 世界で最も危険な場所を見に行きたいなどと思うのは、やっぱ普通じゃない青年だ!
ぼくが特にいいたいのは、誘拐詐欺に加担しておきながら、サヨクの支援をバックに体験談を書いて出版したり、募金乞食活動を再開したりするようなヤツらと香田さんとでは、ひとりの人間として純粋さがちがうとゆうこと。 香田さんは死期が近いことを悟り、自らの認識の甘さを反省していた。 一方、家族共々「国家が悪い!自衛隊を撤退させろ」とわめき散らし、さんざん国家に迷惑をかけた3バカは、助けてもらっておきながら国家を批判し続け、いまだに飛行機代さえ払っていない! こんなに根性が腐ったヤツらのために大金を出して助けるぐらいなら、香田さんを助けてほしかった。 そうゆうことがいいたいんだ。
さて、今回の香田さんの事件が、半年前の3バカ事件ほどには派手に報道されなかったのはなぜか? 人質自身が反体制の思想を持っていなかったし、ボランティア活動家でもなかった。 家族の中にもそうゆう人物が見当たらなかった。 したがって、サヨクマスコミとしては自社の政治思想の宣伝に利用できなかったとゆうことだ。 人質のサヨク度合いで扱いが変わるようじゃ、とても人権擁護派とはいえねえよ!
もうひとつ、30日未明に香田さんと見られる遺体が発見されたあと、24時間以内に検死して別人だと判断している。 これはなにを意味するのか? 日本政府も米軍も香田さんが殺されちまうことを予想し、秘密裏に準備をしていたとゆうことだ。 フリージャーナリスト2人が殺されたとき、検死に相当手間取ったことを思い出せば、よくわかる。 小泉さんは人質救出に全力を挙げるといいながら、一方では殺されたあとのことを考えていた。 しかたがないことなんだろうけど、現実とはこうゆうふうに冷たく厳しいものなんだ…。
ぼくは普通の青年として、愛し愛されている彼女を悲嘆に暮れさせることがないよう、命を大切にしたい。 どうせ一回きりの人生だからこそ、大切に生きてゆきたいと思う。
なお、タイトルの『イラク人質殺害事件』は、[いくま]さんの投稿文から拝借(…笑)あんがとさんです!
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