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2004/10/12(火)
怠け者の節句働き
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普段は怠け者のくせに、みんなが休む習慣になっている節句に限って、忙しそうに働く人がいる。 そうゆう人のことを指して、「怠け者の節句働き」とゆう。 休日出勤をしている人が、自嘲気味に「いやあ、怠け者の節句働きでねえ」と笑ったりするのは、ここからきている。
人が休んでいるときに働けば、それなりに目立つのは当然のこと。 「みんなが休んでるときでも、俺はちゃんと働いてんだぞっ」 こうゆうパフォーマンス効果を狙う意図があるのは確実だ。
でも、考えてみれば、休日に働かなければいけないってことは、平日に人並みの仕事ができてない証拠なんだ。 学校でデキの悪い子どもが、「補習」とかゆう名目で、放課後残されるのと同じことなのかもしれない。
ぼくの会社にも、毎週日曜日に必ず出勤している営業マンがいる! 52歳にもなるオッサンで、営業成績がズバ抜けて悪い。 朝礼で日計数字発表を聞いているとわかるけど、ほとんど毎月ビリだ。 はっきりいって、みんなの足を思いっきり引っぱってる(…笑)
ある日、ぼくはこのオッサンに、なぜ毎週日曜日に出勤するのか、聞いてみたことがある。 答えは、努力する姿勢を示さなきゃ肩を叩かれちまうから…だって! 案の定、がんばってるフリだけして、お茶を濁してるだけのことなんだ。 で、上司はどう考えてるのかとゆうと、「休日返上で努力している姿勢は評価している。みんなも少しは見習いたまえ」ときたもんだ。 オッサンの思惑通りとゆうべきか、部下の動きが全然見えてないとゆうべきか。 天下泰平な会社に乾杯!って気分(…自虐でやんす)
ちなみに、聞くところによると、このオッサンは平日17時半には帰社し、19時には帰宅の途につく。 若手営業マンのひとりは20時頃にならないと帰社しないし、帰宅の途につくのは22時以降だ。 営業成績は毎月たいていトップ。 オッサンと若手の総労働時間を計算してみると、若手のほうがはるかに時間が長い。 1日当たりで3時間もの差があるんだから、休日に出勤したくらいでは全然追いつかない。 それなのに、成績が悪くても休日出勤しているほうが褒められる。 がんばっている姿勢の評価なんて、所詮こんなもんだ。 よりインパクトのあるパフォーマンスをやったほうが、絶対に有利なんだ。
けれども、社員の貢献度を成果主義で評価する会社では、こうゆう理不尽な現象は絶対にあり得ない。 自分が勤めている会社が成果主義なのか、あるいは、パフォーマンス重視主義なのか。 このことをしっかり把握して仕事をしないと、特にぼくら若手は「安くコキ使われるだけ」ってことになる可能性が高い。 また、会社の判断基準のなかには、居心地の良さも入ってくるから、いっそう複雑怪奇…なのだっ。
ところで・・・。 今日、ぼくも何か社会貢献をしようと思い、献血しに行ったら・・・。 ガァーン!献血不適格者ってことで断わられた。 毎日薬を飲んでるぜんそく患者はダメだって! 全然知らんかったーッ!
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