【青春交差点】
 
いつもどんなときも。ぼくはぼくらしく。
 
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2004/10/17(日) 仕事が楽しい今日このごろ
 
今日は「伊予弁」で宅急便日記書くけんね(からね)〜。
激しく読みづらいかもしれんけど、今日だけガマンせえよ(してよ)。
「伊予弁」とは愛媛県人が主に(?)使ってる言葉で、広島弁にかなり近く、関西弁にも似てる。
そして、もちろん全国共通の若者言葉も使う。
ところどころカッコ内で通訳付けとるでえ!

さてと・・・
ゆうべの宅急便は超シンド★バッド〜ッ!
そーとー(相当を上回る強調!!)しんどかったし、ウルトラ最悪(バッド)やった。
こんなくだらんダジャレでもゆわんかったら、もうやっとれん気分じゃわい!

17時50分頃、いつものように宅急便センターへ行って、自分が配る荷物が置いてあるコーナー見たとき、唖然となった。
「エーッ!これマジ?ぼく、ハラが痛なったけん帰るでえ」
倉庫番のバイトをしてる大学生の佐藤が追いかけてきて止めんかったら、ホントに帰るとこやった。
「今日はゆうやさんの前がセンター長やけん、絶対帰ったらアカンですよ〜」
185pで100s超級のヤツに羽交い締めされたら、162p47sのぼくは地面に足がたわん(届かない)。
「離せや!ウドの大木がっ」
と、足をバタつかして抵抗したけど、荷物の前に連れ戻されてしもた(しまった)。

「さあ楽しく仕事しましょう。いっつもゆうやさん、ゆうやないですか」
「おまえねー、それでシャレのつもり?この荷物見て楽しくでける(できる)ヤツがどこにおる?」
「気持ちはわかるけど、荷物は時の運みたいなもんやし、ここは男らしく逃げずにいきましょう」
「おまえこそ、こんなときぎり(だけ)嬉しそうにすな(するな)!人の不幸を喜ぶヤツはええ死に方でけんどー(できないぞ)」
「そんなことゆうと後悔しますよ。ゆうやさんの荷物の積み込み手伝おう思とったけど、メール便の仕分けしますわ」
「勝手にせえ(しやがれ)!」

ぼくの前に立ちはだかる荷物は、「新潟産こしひかり」が入った1個30sのダンボール箱6個!受取人は喫茶店。
試しに持ち上げてみたら、うわっ!重た〜ッ。
台車に積み替えるだけでもひと苦労や。
見かねた佐藤がやってきて、デリバンへの積み込みを手伝ってくれた。
いや、ちがう。軽々と全部積み込んでくれた。
「すげーよ。大男に生まれてきた価値を存分に発揮しとるやないけ〜(しているじゃないか?)」
「てゆうより、ゆうやさんがちこますぎる(小さすぎる)だけでしょう。普通の人なら持てますよ」
「ちこますぎる」といわれてカチンときたけど、ここは手伝ってもろとる(もらっている)身分やし(だし)…ガマン!ガマン!

18時15分頃、センター長のデリバンがホームに帰ってきた。
ぼくと佐藤は、センター長が集荷してきた40個ほどの荷物を、北海道とか関東とか大まかな行き先ごとに分けられてるコンビラック(檻みてーな大型台車といえばわかる?)に大急ぎで積み込む。
次に、昼の部で不在やった家の荷物を受け取る。
夜間指定の荷物と合わせて46個、積み込み完了!
IQ200の頭脳で(?)配達コースも数分でバッチリ組み終える。

紆余曲折の人間模様(?)があったけど、佐藤くんのおかげで定刻どおり18時30分に出発進行っ!
と思いきや、センター長が駆け寄ってきてこうゆうた。
「ゆうや、スマン!先に謝っとくわ。あの米やけど、4時から6時の間に持って行かなアカン荷物なんや。ワシがよう持ってイカンかったんよ〜。ほやけん(だから)、すぐに持って行ってくれや」
「はいっ!」
「冷蔵庫に缶ジュース入れとくけん、帰ってきて飲んだらええ」
心の字幕は「ジュースぐらいでゴマかすな!この卑怯者」
ほやけど(そうだけど)、問答してるヒマなんかあらへん。

米の配達先の喫茶店は、標高200mほどの山を切り開いてつくった住宅地のなかにあって、普段のペースで行くと20時前後の配達になる。
通常の配達順なら、最後のほうに近い。
そこへ先に行くと、「18〜20時」と「20〜21時」の時間指定の荷物との兼ね合いがあるけん、一度組んだ配達コースがそーとー狂う。
絶望感に襲われつつ、それでもぼくは、運転しながら頭のなかで配達コースを組み替える。
やればできそうって感じやなあ…よしっ。

喫茶店に到着。
「毎度っ!宅急便っす。指定時間に遅れてゴメンなさい」
「……」
無愛想なマスターは、挨拶さえしてくれんけど、文句もいわん(?)
「こしひかりはどこへ置いたらええですか?」
「おたく、ここはじめてなん?横の階段を上ると2階に扉があるけん、そのなかに入れといてや」
ガーン!!近来まれに見るほどのショックやった。
30sもある重たい箱をうずんで(両手で抱きかかえるようにして)2階へ運ぶ作業は、ぼくみたいな虚弱児やない普通の大人でも超ウルトラしんどい。
しかも6個!
定期的に届ける荷物らしいけん、ぼくが今日はじめてとゆうことは、普段ペアを組んどる篠森さんはちゃんと時間どおりに配達しよんやなあ(当たり前のことやのに感謝!)
たまにしかないキツい荷物がある日に限って、卑怯者のセンター長と組まされたんが不運やった。

さて、肝心の荷物やけど、3個目まではどうにか休まずに階段を上れた。
が、残りの3個は途中で立ち止まってしもた。
無愛想なマスターも、さすがに心配になったとみえて出てきた。
「ボク(キミ)、もしかして学生アルバイト?大丈夫なんけ?」
「はあ、大人です、はあ」
「危なっかしいなあ、もう。ワシが運んだろか?」
「はあ、いや、ええ」
「どっちなんや?」
「はあ、すいません。話しかけんといてください」

難関を突破したあと、夜間指定(18〜21時)の荷物はギリギリのとこもあったけど完璧な配完。
日中不在の荷物20個も、再度不在の6個だけを残して配完。
つまり、やればできた!

センターに戻り、「ゆうや、お疲れさん。すまなんだなあ」とゆうセンター長の声が聞こえたけど、思いきりシカトしてやった。
帰り際、約束のジュースだけはちゃっかり受け取ったけど(笑)
そして、ぼくはキミが待つ部屋へ……。
いつもよりちょっとがんばれたんは、それがあったけんやねっ。
 


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