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2004/10/23(土)
共謀罪 ―ロンメル将軍を抹殺せよ―
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今日18時34分頃、新潟県中越地方で地震が起きた! 最大震度6強とゆう大地震が起きたことも知らず、ぼくは宅急便の配達に精出していた。 宅急便ドライバーのときには集中力が途切れないようにと、ラジオは聞かないことにしてるんだ。 部屋に帰ってからネットのニュースで知り、びっくり仰天! 急いで新潟に住む高坊のメル友に、「大丈夫か?」とメールをした。 が、返事がない…。
なんの脈絡もないけど、政府がいまの国会で新設を狙っている【共謀罪】って知ってるか? 例えば、こうゆうことだ。
「ろんめら共同通信ってサイトで日記書いてるロンメル将軍ってどうよ?」 「そんなマニアックなサイト知らねーよ」 「見てみろよ、このショボいサイト」 「へえ〜、生意気なことを書くヤツだ」 「ったくだぜ。これで24だからなあ」 「なんだ、俺たちよりずいぶん年下じゃん」 「しかも高卒丸出しの幼稚な文章」 「なのに、大卒の俺たちをバカにしやがって、読んでるうちにだんだんムカついてきたぞ〜」 「たいしたことねえクセに、女にもモテるらしい」 「マジかよ?俺たちにゃ彼女いねえのに。クソー!ますます許せねえな」 「ロンメル殺しちゃおうか?」 「おう!そうしよう」
[御意見板]に寄生している荒らしAとBが、他のサイトの[荒らし仲間の板]でこんなことを話していた。 ぼくは、匿名さんからのメールでこのことを教えてもらい、彼らの投稿内容をコピーし保存した。 次に、そのサイトの管理者に連絡をして、該当者の使用端末の機種とIPアドレスを取得。 ネット警察に届け出た。
しかし… 「実際に危害を加えられたとか、刃物で脅されたとかでないと、逮捕することはできないですね」 とゆうふうに、現在の法律では、殺害あるいは傷害の行為が実行されないと、まず逮捕および処罰することは難しい。 ところが… 【共謀罪】新設の法案が成立すれば、Aが「殺しちゃおうか?」といって、それにBが「おう!」と答えただけで犯罪行為になるんだ。 投稿内容が証拠となり、立派に逮捕することができる! 昨日久しぶりに荒らしが現れたから書いてみたんだけど、ちょっと例えが悪かったかなあ(…反省)
もう少しわかりやすいネタでいくとするか… 「小泉総理の政策はどうも気に入らねえ。自爆テロでもしてやるか」 「そうだなあ」 などと冗談をいったつもりでも、共謀(2人以上の者が合意して悪事などをたくらむこと)したことになる。 この会話が盗聴され証拠として提出されれば、自爆テロを実行しなくても、それだけで逮捕! 共謀罪新設の法案とは、こんなに恐ろしい法案なんだ。
もう少し詳しく書くと、政府が新設をもくろんでいる共謀罪とは、現在の刑の上限が4年以上と定められている犯罪について、相談や議論するだけで2〜5年以上の刑に処すとゆうものだ。 政府と法務省は、国連「越境組織犯罪条約」の批准(ひじゅん=確認と同意手続き)に向けた国内関連法整備の一環として行なうとしている。 つまり、政権転覆を狙うクーデターやテロ行為を企んでいる勢力を、一掃するための法律だといいたいのだ。 けれども、善良な市民を拘束する“えん罪”が爆発的に増えるのは確実で、とても安心はできない。 うっかり冗談もいえないような社会じゃ、ちっとも楽しくないぞ。
この共謀罪、民主党とか野党の関心が相当低いそうだから、たぶんすんなり決まるんだろうね。 ちょっとでも犯罪性のある話をするときは、盗聴に十分気をつけろよ!
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