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2004/10/04(月)
頭髪爆発で一触即発!大ピンチ
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ケータイが奏でるアラームのメロディに目覚め、カーテンを開ければ、外はさわやかな秋晴れ。 そっと深呼吸をしてみると、ほんのわずかな引っかかりもなく、普通に息ができる! ぜんそく患者にとっては、たったこれだけのことが、何よりもありがたいことなんだ。 窓を開けると、ちょっと冷たい空気が流れ込んできた。 そろそろ衣替えにすっか。 そう思い立ったぼくは、オンボロの簡易クローゼットから長袖のカッターシャツとツナギを取り出した。
今日は本社から、社長はじめ重役連中が大挙してやって来る日だ。 土曜日の帰り際、矢張部長からこういわれた。 「やっぱり朝礼には…っぱりワイシャツにネクタイをして参加してほしいなあ」 ジャマくさいけど、ここは従うしかない。 ぼくはカーディーラーなんかで展示会をするとき、多忙な(?)社員の代わりに受付をすることもあって、ネクタイ姿で出勤することがたまにはあるんだ。 それに、つい1年半前までは商社マンだったわけで、ネクタイをすること自体はそれほど苦にならない。 会社の更衣室で、カッターシャツからツナギに着替えるのが面倒くさいだけのことだ。 洗濯物だって増えちまう(…笑)
『めざましテレビ』を見ながら、トーストを頬ばり、オレンジジュースを流し込む。 電気シェーバーでヒゲを剃り(薄いからアッとゆう間に完了)、歯を磨いて、朝シャン! カリメロみたいな髪型(本人はソフトウルフカット?!のつもり)だから、ドライヤーで無造作に乾かすだけでOKだ。 おっと、ぜんそくの薬(3種類)を飲んで、吸入もしておかなきゃ。
ここで浦越所長にいわれたことを思いだした! 「次の月曜の朝はクルマが増えるから、キミはバイクか自転車で来てくれ」 仕方ない・・・ぼくはヘルメットを被り、原チャリで出勤した。 天気がいい日に風を切って走るのは、チョー気持ちいいーッ! それに、渋滞だってすり抜けられるから、早いのなんの。 クルマなら20分以上かかるのに、12〜13分で着いちゃった。
「おはようございま〜す」と事務所に入ってゆくと、みんながぼくのことを指差してゲラゲラ笑う。 無礼者めっ! 「おまえ、その頭どうしたの?」 「昨日髪切ったんですよ。カッコいいでしょ?」 「どこが?早く鏡見てこいよ」
ぼくはトイレに駆け込み、自分の顔を見た。 わーッ!ショック!!普段の清楚な(?)ぼくじゃねえよ。 前髪は見事に跳ね上がってるし、トップがビンビンに立ってる! まるで別人だ・・・ヘルメットの被り方が悪かったみたい。
「さて、どうしよう」 パニクってるところへ、貧血との熱い戦い☆朝礼開始のゴングが響く。 仕方ない・・・パンクロッカーのまま朝礼に出る。 みんなが横目でぼくの顔を見ては、思いっきり奥歯をかみ締めてる。 極端にエラが張ってるからわかるんだ。 まさか社長の訓示中に、プッと噴きだすわけにはいかない。 一触即発とはこのことで、もう必死になって笑いをこらえてる様子がありありだ。 あ〜ハズ〜イッ!
今日もお粗末な一日だった・・・そんな気がする・・・ロドリゲスッ!じゃなかった、今日このごろ。
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