【青春交差点】
 
いつもどんなときも。ぼくはぼくらしく。
 
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2004年10月
前の月 次の月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
最新の絵日記ダイジェスト
2006/05/28 チョー重大なお知らせ
2006/05/27 しまなみ海道5 ―楠の神木―
2006/05/26 しまなみ海道4 ―台海岸―
2006/05/25 しまなみ海道3 ―しあわせの鐘―
2006/05/24 しまなみ海道2 ―多々羅大橋―

直接移動: 20065 4 3 2 1 月  200512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200412 11 10 9 8 7 6 5 月 

2004/10/09(土) 天使が部屋にやって来る
 
また台風だ・・・今度は22号が四国の南沖を通過中!
仕事に出かける直前、[さやか]からメールが入った。
「おはよう!受付に預けたからね」
通訳すると、お弁当を作って病院の受付の子に預けたから、出勤途中で病院に立ち寄って受け取ってね…ってこと。
夜勤じゃない日はたいてい作ってくれているんだけど、たまに作れない日もあるから、こうやってメールで連絡してくれるんだ。
ぼくの部屋から会社までは約7q、彼女の病院はちょうど通勤経路上にあって、部屋からだと5qぐらい。

欲をいえば、お弁当を直接手渡されて、「いってらっしゃい」と送り出してもらえたら最高なんだけど・・・。
朝8時過ぎといえば病院はかなり忙しい時間帯で、いちいち彼女を呼び出してもらうわけにはいかない。
まあ、彼女がいなかったときのことを考えたら、たとえ真里ちゃんから「さやかを泣かすんじゃないよ」と凄まれつつ手渡されたとしても、幸せの価値はちっとも下がらない。

で、好きな女の子が作ってくれるお弁当が「おいしい」のは当然!
ハートマークのふりかけ、タコのウインナ―、ウサギのゆで卵…幼児趣味(?)も愛しい。
弁当箱のフタを開けたときから食べ終えるまで、ウルトラハッピーな気分に浸れるんだ。
覗きこんだ人から冷やかされることもあるけど、それはそれでうれしくもある!

さてさて。
【ヒミツの大計画】
今夜、さやかがぼくの部屋にやって来る!
夕方病院を退けてから先に部屋に行き、晩ご飯を用意してぼくの帰りを待ってくれることになってる。
さらに、掃除と洗濯もやってもらえるから、世話好きな彼女でよかった〜。
昔の彼女の写真やラブレター、プレゼントなんかは、1年半前の引っ越しのときに全部捨ててあるから全然心配ない。
ぼくが留守の間に家捜しをされると疑ってるわけじゃないけど、見られたらヤバい物はいちおうチェックして、完璧な備えをしたつもりだ。
けど、なんだか心配。
そうだ!フトンが敷きっ放しだ。パンツも脱ぎ散らかしたまんま。
入院してるときにパンツ姿なら何回も見られてるけど、汚れてるヤツを拾い集めて洗濯してもらうのは、ちょっとハズいよなあ。
けど、くだらないことで部屋に戻るわけにもいかないし、まあいっか!

そんなことより、ぼくの帰りを部屋で待ってくれてる人がいるのは、何年ぶりのことだろう?
母ちゃんが家出した15のとき以来、なんと11年ぶりの快挙じゃん!
苦節11年、ついにぼくにも幸運の天使がやって来るってゆうと、ちょっとオーバーか?
でも、彼女と一緒に過ごせる喜びにワクワク。
ほんのちょっとだけ…イケないことを考えたりしてドッキドキ!
さっぱり仕事が手につかねーよー。

帰りたい♪帰れない♯青春と呼ばれた日々に
戻りたい♪戻れない♯狭間で叫ぶ俺がここにいる
引用するにはシチュエーションが全然デタラメだけど、今日の仕事中はこんな気分だったかな。

午後10時頃、一日の仕事がようやく終わり、ぼくは彼女にカエルコールをした。
「今から帰るよ」
「うん。気をつけてねっ」
宅急便センターから部屋まで9qの道のりを西へ西へ…。
キミの笑顔を1秒でも早く見たいから、ぼくは軽トラでぶっ飛ばす。

マンションの駐車場、ぼくの駐車スペースに、本来ならバックで入れるとこだけど、今夜は頭から突っ込む。
エレベーターを降り、通路を走り、部屋の前に立つと、いつもは真っ暗な部屋に明かりが灯ってる!
インターホンを押してみた。
「ハイ、どちらさんですか?」
「宅急便のゆうやです」
ドアを開くと、そこにはぼくの天使が立っていた。

「ただいま」
「お帰りなさい。疲れたでしょう」
「ううん。来てくれてありがとう。部屋がすっげーキレイだ」
「がんばって掃除したからねっ」

これから先、何回でも会えるだろうけど、今日とゆう日のキミに会うことは二度とできないんだ。
大好きなキミの笑顔と言葉を、その瞬間ごとにしっかり記憶に残したい!

 ◇ ◇ ◇ ◇

文中引用した歌詞は、長渕剛『勇次』
 


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.