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2004/12/05(日)
乾杯!章二と美穂ちゃん、結婚おめでとう!
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とある小さな教会の中、牧師の声が響き渡る・・・。 章二は凛々しく、美穂ちゃんはかわいく、ふたり並んで牧師の前に立っている。
「章二、あなたは美穂を妻として健やかなるときも病めるときも、いたわり、尽くし、生涯を共にすることを誓いますか?」 「誓います!」 章二は野太い声ではっきりと答える。
「美穂、あなたは章二を夫として健やかなるときも病めるときも、いたわり、尽くし、生涯を共にすることを誓いますか?」 「誓います!」 同じく美穂ちゃんも、一点の曇りも感じさせない明るい声で、章二への永遠の愛を誓う。
そして、牧師は手にしていた聖書を閉じながら、新郎新婦に向かって優しく微笑みかける。 「では、新郎から新婦へ愛のくちづけを・・・」
高3のガキの頃から7年間も付き合ってきたふたりが、今ようやく夫婦になった! 記念すべき感動の一瞬だっ!
実をゆうと、このときぼくは章二の口元に注目してた。 章二のヤツ、きっとタコみてえな口をしてチュウするにちがいねえぞって・・・。 結果は予想に反し、なんとも平然とした口元だった。
急に不安になった・・・あれがぼくだったらどうなるんだろう? ぼくは人と話すときなんかには、すぐアヒル口になっちまう。 緊張のあまり、普段よりひどいアヒル口になったら・・・見てる人はたぶん心の中でバカ笑いするんだろうな(…含笑)
続いて、幸せなふたりは指輪の交換をする。 婚約指輪と結婚指輪の両方で、なんと50万円もしたそうだ。 ジミ婚とは言っても、やっぱ結婚にはお金がかかるんだ〜。 ぼくの貯金で足りるかなあ?
もちろん、そんなことばっかりを考えてたわけじゃない。 輝けるふたりの未来をちゃんと祈ってたんだ(…これはマジ!) 「章二と美穂ちゃん、おめでとう!幸せになれよ」
結婚式を無事終えた一行は、すぐ近くのレストランへ移動し、食事会がはじまる。 総勢21名が飲んで食べて、そして歓談して・・・雰囲気が盛り上がってきたところで、やって来ましたカラオケ☆タイム! ぼくはふたりのリクエストに答えて、トップバッターで『乾杯』を歌う。 ゆうべ書いたお祝いメッセージは、イントロが流れ始めたとき、「歌ってるときに読んで」と章二に渡す。
かたい絆に想いをよせて♪語り尽くせぬ青春の日々♪ 時には傷つき♪時には喜び♪肩を叩きあった・・・あの日♪
あれからどれくらいたったのだろう♪沈む夕日をいくつ数えただろう♪ 故郷の友は・・・今でもキミの心の中にいますか♪
乾杯!いまキミは人生の♪大きな大きな舞台に立ち♪ はるか長い道のりを歩き始めた♪キミに幸せあれ〜♪
キャンドルライトの中のふたりを♪今こうして目を細めてる♪ 大きな喜びと少しのさみしさを・・・涙の言葉で歌いたい♪
明日の光を身体に浴びて♪振り返らずにそのままゆけばよい♪ 風に吹かれても♪雨に打たれても♪信じた愛に背を向けるな♪
乾杯!いまキミは人生の♪大きな大きな舞台に立ち♪ はるか長い道のりを歩き始めた♪キミに幸せあれ〜♪
(長渕剛『乾杯』より)
ふと章二のほうを見ると、ぼくが書いたメッセージをじっと見つめたまま、目をウルウルさせているのがわかる。 ぼくが歌い終えたあと、照れくさそうに「ゆうや、あんがとっ」だって! どうやら喜んでもらえたみたいで、書いてよかった〜。
これで気をよくして図に乗ったぼくは、立て続けに福山の『虹』を歌う。 次に誰がなにを歌うのか、決まってなかったから、しっかり“つなぎ”をしておかなきゃね(…と自己弁護!) そうして、しばらくの間は彼女と仲良く話をしながら、じっとおとなしくしておく。 「そろそろお開き」の気配を感じ取ったとき、大トリでKinKiの『もう君以外愛せない』を繰り出す。
キミが一瞬でもいなくなると♪ぼくは不安になるのさ♪ キミを一瞬でも離さない・・・離したくない♪
もうキミ以外愛せない♪ほかにどんな人が現れても♪ もうキミ以外愛せない♪今ここにキミと約束するよ♪
たとえこの世が滅びても♪ふたり誓った愛は永遠だから♪ きっとふたりは幸せさ♪ずっとね・・・ずっとね♪
(KinKi Kids『もう君以外愛せない』より)
これで決まり・・・もう満腹!
あったかい雰囲気で、ホントにいい結婚式だったなあ。 章二たちふたりを見てると、ぼくも結婚したくなってきたりするから不思議だ。 けど、結婚はゴールじゃなくてスタート。 いまのぼくは、まず生活の基盤をしっかりさせないと・・・スタートラインに立つことができない。 だから、もうちょっと待ってよね。 キミの手をひいて歩むべき道を見つけたら、必ず迎えに行くよ。
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