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2004/05/22(土)
小泉vs金正日
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拉致被害者の家族と多くの国民の期待を一身に背負い、カッコよく北朝鮮に乗り込んだ小泉純一郎。 外交官の努力でお膳立ても整えた“つもり”で、日本が抱える最大の難問の一つをみごと解決して、名宰相の称号を得るはずだった。 が、金正日将軍さまには全く歯が立たなかった。 善きにつけ悪しきにつけ、国家を背負っている者として、その気概があまりにも違いすぎるということだ。
イラク事件で毅然とした態度をとった直後だから、もしかして…と期待してしまったのだが、ちょっと甘すぎたようだ。 こういうふうに対話だけではマトモに交渉できない国も現実に存在する。 核兵器をチラつかせて威嚇されただけでビビッているようじゃ、あまりにも情けない。 そっちがその気なら受けて立つぞという姿勢を示す意味でも、やっぱり“日本軍”は必要なんだ。
ぼくとしては、11億円分の医療品と25万トンの米を今回もまたドブに捨てるのか…と思うと、ハラが立って仕方ない。 安否不明者の再調査をするという約束を北朝鮮が守るとは思えないからだ。 よその国に支援してやれるほど、今の日本には余裕があるのか? その前に、国家ぐるみの犯罪者たちに“見返り”を与える必要なんてない! 北朝鮮は拉致した人たちを無条件で日本に帰せ! 支援はその後にくる話じゃないのか?
金正日を崇拝している共産主義者たちは、今ごろ大喜びのはずで、あれほど熱をあげて擁護したイラク“お気楽”誘拐事件のことなんて、もうどうでもよくなっているんだろうな。
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