【青春交差点】
 
いつもどんなときも。ぼくはぼくらしく。
 
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2004/05/23(日) 敗戦処理
 
宅急便の夜配の仕事は、野球にたとえるならリリーフ投手だ。
「抑えの切り札」といいたいところだが、日によっては敗戦処理的な仕事をしなければならないときもあるから、それほどカッコいい仕事でもない。

先発投手であるA勤(8時〜17時)の社員ががんばって全ての荷物の配達を完了していれば、夜間配達指定の荷物を届ければいいだけだから、これほど楽なことはない。
正確無比な配達時間と類いまれな愛嬌(?)で、ぼくは最高品質の宅急便を実現する。

しかし、配達先が不在で届けられなかった荷物が必ずある。
この数によって大きく左右される。
もちろんプロだから、客に不快感を与えるような配達をしないのは当たり前のことだが、気持ちに余裕がなければ、その分だけ仕事の品質が下がってしまうのは事実だ。
「不在」が多い日はダメなんだ。

その上、A勤の社員に“垂らされる”と、さらに絶望的な状況に追い込まれる。
「垂らす」とは一種の隠語で、「配達に行けなかった」ことを意味する。
だから、「ごめん、今日は10個も垂らしちゃった」といわれたら、配達できなかった荷物が10個あるということだ。
この「垂らした荷物」に関しては、本来のぼくの役割である夜配の荷物と同じ扱いで、その日のうちにぼくが絶対に行かなければならない。
つまり、A勤の社員から責任も一緒に引き継ぐことになる。
「不在の荷物」の場合は、一度行って不在票を入れているから、再配依頼の電話がケータイにかかってこなければ、ぼくは行かなくてもよい。
とはいうものの、実際には再配依頼の電話はかなり多くて、その対応に手間取っているのが現状だ。

そして、昨日ぼくは、19時から22時過ぎまで配達をした。
夜配が25個、不在が19個、垂らしが26個、合計70個の荷物を持ち出して、配達完了個数が45個。
25個もの荷物が翌日に持ち越されたことになる。

ぼく個人としてはみごとな仕事量をこなしたけど、A勤も含めた配達コース全体としては“惨敗”だ。
こういう場合に、ぼくは自分のなかで「今夜は敗戦処理だった」といっている。
 


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