【青春交差点】
 
いつもどんなときも。ぼくはぼくらしく。
 
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2004/06/15(火) 戦艦大和な一日
 
大東亜戦争末期、水上特攻隊の旗艦として沖縄突入を目指し、壮烈な最期を遂げた戦艦大和。
日本の誇りであり、沈没後59年を経てもなお人類史上最大最強の戦艦といえば大和!
こう書くとカッコいいのだが、超巨大戦艦がその真価を発揮することは一度もなかった。
ハワイ真珠湾攻撃、ミッドウェイ海戦、マリアナ沖海戦、フィリピン沖海戦など大海戦に参加はしているが、いつも後衛部隊か前衛部隊にいたため、心ゆくまで巨砲をぶっ放したことがない。
いつも遠くから戦況を眺めていただけなのだ。
唯一フィリピン沖海戦のときにはチャンスが訪れたが、臆病者の栗田司令長官が敵を目前にして反転したため、巨砲の威力を見せつけることはできなかった。
ひと言でいえば、「宝の持ち腐れ」で終わったわけだ。

ところで、ぼくが配送の下請けをしている会社は、基本的には営業マン自身が配達をすることになっている。
ということは、早い話、ぼくは緊急時のための配達要員だ。
が、なかには「ちょっと遠い」だとか、「行きづらい」とかの理由で、営業マンが行きたがらない客もある。
そういうときもぼくの出番だ。
緊急出動とみんなが行きたがらない客への配達件数が退屈しない程度にあればいいけど、極端に受注がない日もある。
すると、ぼくは近代日本史の本を読みながら、出番を待ってずっと待機している。
ほかには何もすることがない。
せっかくの戦力も「宝の持ち腐れ」なのだ。

だから、午前中一度も出番がなかったとか、午後は夕方一回出ただけだったとか、そういうヒマな時間を過ごしたとき、ぼくはその日を「戦艦大和な一日」と呼んでいる。

ちなみに、ぼくはというと、日割りで運賃契約をしているから、「戦艦大和な一日」が多ければ多いほどトクをする。
「こうヒマだと一日が長いですよねえ」などと偽善なことをいいながら、実は大歓迎なのだ。

【教訓】
「飾ること」が目的ではなくて、「つかうこと」が目的で買ったモノならば、惜しむことなくつかいましょう!
 


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