【青春交差点】
 
いつもどんなときも。ぼくはぼくらしく。
 
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2004/06/18(金) 女子高生はお好きですか?
 
植草(43歳)の「女子高生手鏡のぞき事件」の初公判が話題になっている。
東大卒の秀才、元早大大学院教授で経済評論家。
テレビのコメンテーターとしても活躍していた人物だから、一般庶民であれば単なる「変態オヤジ」か「女子高生狂」ですむことでも、大きく取り上げられてしまう。
こういうハレンチ教授が再起不能なまでに叩きのめされるのは、まさに自業自得であり大いにけっこうだ。

それにしても、このところ教育関係者の変態性欲事件があとを絶たない。
5月には長野で33歳の中学校教諭が女子高生を強姦して逮捕され、その後別の女性も強姦していたことがわかった。
三重では49歳の小学校教諭が、教え子だった女子中生の自宅に止めてあった父親のクルマのボンネットに「必ずレイプしてやる」「レイプビデオを撮ってやる」などと落書き。
横浜でも31歳の小学校教諭が、CDショップ内で女子高生のスカートの中を15分間もデジカメで撮影。
など、変態教師が起こした事件を集めるだけで、ひとつの情報サイトが成り立つほどだ。
このほかにも役人、警察官、自衛官など公務員の不祥事が多発しているが、ぼく自身が教師志望だったから、教育関係者の事件にどうしても目がゆく。

ところで、去年の年末近くのこと、ぼくはある会社の入社試験を受けた。
大学受験用の教材を扱う会社で、教育産業界では最大手に君臨する企業の100%子会社だ。
簡単な試験のあとで、営業所長の面接を受けたのだが、そのときの質問がイカれていた。
「ロンメルさん、女子高生はお好きですか?」
唐突にそんな質問をぶつけてきたのだ。
ニヤニヤしながら聞いてきたから、性的関心があるかどうかという意味だろう。

それより前に、給与体系の説明を受けて、超ぼったくりだとわかっていたし、姑息な方法で入手した生徒名簿を見て、無作為に電話をかけまくって勧誘する仕事内容も気に入らなかった。
つまり、入社試験をパスしても入社する意思はなかった。
「どうでもええわ」
ぼくはそう思っていたから、面接官のエッチな質問に対して正直に答えた。
「はい」
すると、そいつはゴキブリみたいな顔で微笑んだ。
「この仕事は高校生が好きな人に向いています」
まさか女子高生とよろしくヤレる…という意味ではないだろうが、理性というタガが外れているのは、どうやら教師だけじゃなく、広く教育産業界にも及んでいるような気がした。

今年に入ってから合格通知が届いたけど、ぼくが辞退したのはいうまでもない。

なお、これはぼくの個人的な体験談であって、こういう会社の存在自体を否定するものではない。
なぜこんなことをぼくが書くかというと、この一文を書き添えてなければ、「教材販売の会社すべてを愚弄している」と抗議のメールが必ず届くからだ。
 


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