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2004/06/02(水)
プロとアマのちがい
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運転をしながら、プロとアマのちがいは何だろう、とぼんやり考えてみた。
「本当にやりたいこと」と「生きるためにすること」が同じであれば、その人はプロフェッショナルだといえる。 そうでない人はアマチュアなのだ。 たとえば、ぼくの場合、本当にやりたいことは作家の仕事。 生きるためにすること、つまり生活の糧となるカネを得ているのは、配達の仕事だ。 だから、しょせんはアマチュアでしかない。 当然ながら、プロの作家先生は文章を書きたいから書いているのであって、文筆活動によって生活の糧も得ている。 大げさに悟るまでもなく、両者は明らかに異なる。
また、スポーツについても全く同じことがいえる。 野球選手は好きな野球に打ち込みながら、同時に報酬を得ることができる。 しかし、“草野球”選手は報酬が得られない。 趣味の世界なのだ。
では、サラリーマンはどうか。 余計なおせっかいだけど、毎朝ストレスを感じつつ出勤し、好きでもない仕事をイヤイヤしている人たちが多いのではないか。 「報酬を得ている以上、キミたちはプロなんだ」 「プロに徹しろ」 というふうに、会社からは叱咤激励される。 が、本当にやりたいことを職業としていない人に対して、そんなことをいったところで無理な話だ。
「この会社を辞めると生活が立ちゆかなくなるから、仕方なく今日も…」 「給料をもらっている以上、ちゃんと仕事をしなければならない義務がある」 これではプロ根性を期待することはできない。
しかし、ひとつ大事なことは、全てのサラリーマンがこんなふうじゃないということだ。 「この仕事が好きだからこそ、がんばっている」という人もなかにはいる。 プロのサラリーマンと呼べる人たちだ。 そして、ほんのひと握りしかいないプロのサラリーマンになれたなら、烏合の衆を蹴落として出世するのはいとも簡単なこと。
まずは、今やっている仕事を好きになることから始めよう。
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