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2004/06/29(火)
どうにもならないことは放っておくのが一番!
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夕方、事務所の中で涼んでいたら、30歳ぐらいの女が「飛び込みセールス」にやってきた。 「電動ハサミと小型ラジオ、それにキーホルダーをセットにして1100円で買ってください」という。 「安いじゃん」とは思ったが、「悪いけどいらねーよ」と断わった。 態度が悪かったからだ。
「あと5セットしかないから、全部買ってよ」 「シャレで1セットでもいいからさ」 「みんな一つは買ってくれるよ」 などとずいぶん馴れ馴れしい口をきくから、だんだん腹が立ってきたんだ。 ホントは「それが初めて会った人にモノを買ってもらおうとする態度か!」といってやりたかったけど…、やめた。 礼儀をわきまえない者にそんなことをゆうだけムダなことだ。
案の定、その女は「いらねー」と聞いたとたん、「おじゃましました」とも何ともいわず、ドアをバタンと閉めて出て行った。 もう少しかわいくすればいいものを…哀れなヤツ。
◇ ◇ ◇ ◇
人間のストレスの原因になっているモノ、いわゆる「悩みのタネ」の代表は、それぞれの人間が抱えているいろんな「問題」だ。 この「問題」は二種類に分けられる。 一つは、解決するために「考える必要がある問題」であり、もう一つは考え抜いても全く解決する見込みがない、つまり「考えても得にならない問題」だ。
「今度のデートは映画を観に行くか、それとも遊園地に行くか」 「明日の日曜日、何をやってすごそうか」 このように将来の希望や予定に対して準備を進めるときには、「考える必要がある問題」が発生する。
これに対して、「考える必要がない問題」とはどんなものか。 「あのときあんなことをしなければ、今ごろはもっと幸せになっていたかもしれない」 「25歳になったのに恋人の一人もできやしないけど、将来結婚できるんだろうか」 過去の悔やまれる出来事や将来の不安を思い悩んだところで、問題の解決に結びつくことはない。 人間が実体験できるのは、永遠に「今現在」だけだ。 過去に戻って人生をやり直すことはできないし、未来へ飛んで行くこともできない。
過去や未来については頭の中で思うことしかできないし、考えたところで何の解決にもできないわけだから、考える必要なんてない。 大事なのは、「今」を充実して前向きに生きることなんじゃないか。 「今」の連続が未来なんだ。
だから、どうにもならないことは放っておくのが一番!
病気以外の悩みのタネ(=問題)が、ぼくに向かって突進してきて、直接危害を加えたりはしない。 ひき殺したり、刺し殺したりすることはないんだ。 お気楽主義だといわれても、ぼくはそう思いたい。
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