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2004/07/17(土)
体育会系管理職の悲劇
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某社某営業所でのお話。
N所長(43歳)は元甲子園球児で、見るからに体育会系のオッサン。 上下関係や挨拶にはやたらうるさい。 ナンバー2のS(45歳)は、他の営業所で所長をしていたこともあるが、業績不振と自らの不正行為が発覚したため、格下と同時に飛ばされてきた。 NとSは同郷で、しかも同じ高校の出身者同士。 NとSの間に直接の交友関係はないが、奇遇なことに、Nの野球部の“先輩の親友”がSだ。
Sの不マジメな仕事ぶりと不正行為は、明らかに度を越している。 営業をしてくるといって出かけはするものの、ほとんど毎日、自宅で昼寝。 在庫を勝手に持ち出し、会社からの請求とは別請求扱いにして現金で販売。 正規のルールに基づき代金引換で販売する場合にも、売価を過少報告し、その差額をピンハネ。 これはもう完全な背任行為、業務上横領だぞ。
さらに、このSは同僚がどんなに忙しくても絶対に手伝わない。 そうかといって、自分の仕事だけはきっちりやっているとゆうことでもない。 用事があってケータイに電話をしても、たいてい「パケット通信中…」だ。 どうやら、出会い系サイトで知り合った女性との不倫メールに夢中らしい。 飲み会のとき、そうゆう内容のことをポロッと漏らしていたようだ。
Sのような者はすぐに解雇すべきだけど、N所長はずっと放置し続けている。 なんと、それがNのポリシーだ。 そして、その根拠は「野球部の先輩の親友だから…」だとゆう。
Nは相当にガタイが大きい。 身長185センチ、体重も100キロはありそうだ。 若い頃、会社の同僚と酔って街を歩いているとき、からんできたヤクザ2人とケンカをして逃げ帰らせたとゆう武勇伝の持ち主だ。 しかし、先輩の親友には文句がいえないことを部下たちに公言している。 これを聞いた部下たちがどんなに失望するか、まったく考えてない。
Sはズル賢い。 直属の上司であり、親友の後輩であるNの徹底した体育会系ぶりを見抜き、今日もしたい放題のことをやってすごしたようだ。 財閥グループの「親方日の丸」的企業っていいよな。 こうゆうところに就職すりゃ、ゆうゆうと快適な青春時代が送れること、まちがいなしだ。
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