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2004/07/20(火)
不幸のヒーロー症候群
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ちょっと昔、「学生さんはお金がない」とゆうCMがあった。 男子学生がクルマの天上に腹ばいになり、シャンプーしながら自動洗車機に入ってゆき、スッキリと全身を洗って出てくる。 そんなCMだった。
せっかく国立大学に入学して何年か通ったのに、父親が会社からリストラされて学費が払えなくなり、それが原因で中退してしまう大学生が増え続けているらしい。 本人にとっては不本意な挫折だろうし、大学側にとっても大きな収入減で痛手となっているとゆう。 そんな新聞記事を読んだことがある。
大学に入学してから卒業するまでに何百万とゆう大金がかかることを知ってはいるけど、高卒のぼくは現実問題として直面したことがない。 ただし、高校の学費とか交通費は、すべてバイトで稼ぎ出したお金でまかなった。 新聞配達、豪華フェリーの乗船案内と切符とり、製本工場、家壊し、CDショップなど、いろんなバイトをやったもんだ。 県立高校でもともと学費が安かったから、大学とはケタちがいで、単純比較はできない。
が! 15歳のいたいけな少年が、ある日突然家庭を失い、“ある程度”一人で生きてゆくのはつらかった。 だから、宅急便の配達で学生用アパートにゆくたび、当時のことを思い出す。 「不幸のヒーロー」症候群になりそうだ。
ところで、学生さんの部屋は不在率が非常に高い。 お金がないから深夜までバイトをして大変なんだろう。 決して飲み歩いたりしているわけじゃないと信じている。 そんなことはどっちでもいいが、せめて不在連絡票を見たら再配依頼の電話をしてほしい。 「明日の21時ごろお願いします」とか。 そうしてもらえれば2回の訪問ですむが、連絡がないと何回でも行かなければならない。
まあ、ぼくの場合は伝票に書いてあるケータイに電話をして、22時をすぎても強引に押しかけるからいいけど。 それをしないドライバーだと、学生さんの荷物がどんどん底だまりしてしまうんだ。
学生さんたち、お金がなくて大変なのは認めるから、不在連絡票をもっと有効に使おうよ。
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