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2004/07/25(日)
中卒、高卒、大卒の順に「7、5、3」
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青年の主張Part2のサイトで、綾瀬コンクリ事件に関する評論を開始した。 少年法の撤廃を叫ぶ者として、この事件に触れないわけにはいかないと考えたからだ。 マスコミではほとんど報道されないけど、インターネットの世界では語り尽くされた事件で、概要を詳しく知っている人も多い。 目新しいことは何もないかもしれないけど、ぼくとしては初チャレンジとゆうことで、興味のある人にはぜひ読んでほしい。
さて、若者の離職率が毎年増え続け、深刻な問題となっている。 厚生労働省の集計によると、2000年度高卒者(2001年4月)の就職後3年間での離職率が、はじめて5割を突破したそうだ。 同様に2000年度中卒者の離職率は73%、大卒者が36%で、いずれも過去最高の比率。 ちなみに、離職率は中卒、高卒、大卒の順で、俗に「7、5、3」といわれている。 せっかく新卒採用で就職しながら、なぜ若者たちは簡単に会社を辞めてしまうんだろう。
仕事内容、労働時間、社内規定などの労働条件が過酷。 もともと希望した職種ではない。 上司や先輩に幻滅。 職場での人間関係のあつれき。 恋する若者(?)だけに、社内恋愛の果てに失恋し、いづらくなったとゆうような例もあるはず。
が、いちばん大きな理由は、今やフリーターが“ひとつの職種”として定着し、会社を辞めることへの抵抗感がなくなってきたことだろう。 組織に従属しなくても、独身者がささやかに生活する程度の稼ぎならフリーターでも得られる。 さらに、厳しい就業規則がなく、しょせんは部外者だから責任の重い仕事は回ってこないし、上司や同僚との人間関係に悩むこともない。
ぼくはいちおう自営業者登録をしているけど、2ヶ所でバイトを掛け持ちしているフリーターと変わらない。 明らかにちがう点といえば、請求書を出して先方からの入金を待つとゆうことだ。 毎日タイムカードを押していれば、バイト代として自動的に振り込まれるわけじゃない。 ひとつの下請け業者とゆうか、社員は自分ひとりだけの小さな人材派遣会社といったほうがわかりやすいかもしれない。 まあ、ぼくのことはどうでもいいけど。
「そろそろ会社を辞めてフリーターでもやるか」と考えている人も多いことだろう。 そのとき、自分にとって都合のよいことだけをお気楽に考えて決断すると、あとで「こんなはずじゃなかったのに」ってことになりやすい。 「本来社員がすべき仕事を委託されているんだ」 「だから、与えられた仕事はきっちりとやる」 こうゆうふうに思うことができれば、きっとうまくゆく。
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