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2004/07/27(火)
めざせ春夏連覇!がんばれ済美高
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夏の高校野球選手権大会の地区予選が佳境を迎え、全国各地で代表校が決定している。 ぼくの故郷愛媛では、春のセンバツ優勝校、済美が春夏連続の出場を決めた。 が、地元の反応は… 「済美には外人選手がようけおるけん、好かんのう」 なんてことを口走り、福井投手と西田捕手が県外中学出身者であることが気に入らず、素直に喜べない人たちもいる。
高校野球界では『野球留学』とゆう現象が大流行中で、高知の名門、明徳義塾などはベンチ入り選手のほとんど全員が県外出身者であることは有名だ。 また、ほんの数年前まで野球後進県だった青森を一躍強豪県へと押し上げた光星学院や青森山田も、外人選手の比率が高かったと聞く。 地元の反応は… 「優勝したのに地元じゃ全然盛り上がんねーよ」 「県勢3年連続ベスト8以上ってゆうけど…」 と、冷ややかだったとゆう。 もちろん全員がそうだってわけじゃなく、素直に喜んでいる人たちも多いはずだ。 しかし、野球留学に否定的な意見を持つ人たちのほうが多数派じゃないか。
そもそも「留学」とは「他国に在留して学ぶこと」とゆう意味で、たとえば「アメリカ留学」とか、主に外国に留まって学ぶ場合に用いられる。 どうでもいいけど、本当は『野球国内留学』とゆうほうが正しい。 さらに、野球留学者が数多くいるチームを『外人部隊』と呼んで侮辱する人たちも多い。 これらの言葉でわかるのは、他の都道府県から入学してくる生徒たちを『よそ者』として扱っていることだ。
日本人は世界的に見ても排他的な人種だから、実に日本人らしい考え方だといえなくもない。 そして、高校野球の人気が、そうゆう排他的な郷土愛に根ざしたものであることは否定できない。 「よそ者ばかりだから、応援なんてしたくねーよ」 「やっぱ地元の子じゃないとイマイチだよね」 そういいたくなる気持ちは理解できるような気がする。
けれども、ぼくは東京と東北で一時仕事をした経験があるから、親元を離れて暮らすことの大変さを知っている。 しかも、野球留学生は、まだ15歳の時点で親元を離れるわけだ。 慣れない土地に来て、見知らぬ人たちに囲まれ、わけのわからぬ方言や訛りに戸惑う日々…。 子ども自身も親も、相当の決意がないとできないことだぞ。
ぼくは野球留学生を応援したい。 試合があるときだけやって来る助っ人なら非難されても仕方ないだろうけど、彼らは新天地で最低3年間は生活をするんだ。 「あいつは外人選手だ」なんて差別するのはやめて、地元の子と同じに考えてやろうじゃないか!
とゆうことで結論。 がんばれ済美高! めざせ春夏連覇! 純粋まっすぐに応援するぞ。
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