【青春交差点】
 
いつもどんなときも。ぼくはぼくらしく。
 
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2004/08/29(日) 理想と現実の狭間で揺れる想い
 
また台風が近づいてる。
地元じゃ高層マンションの最上階にあるぼくの部屋の外は、昼間からものすごい風だ。
一週間分の洗濯物を洗ったけど、ベランダに干せないから、仕方なく部屋に吊るす。
強い湿気と頭上から圧迫されている感覚が息苦しい。

この夏、最後の日曜日。
せっかくだから(関係ねーか?)、ちょっとばかり哲学的な考察でもしてみるか…。

人間、誰にだって理想自我と現実自我との間にギャップがある。
「理想自我」とは自分が実現したいと希望しているレベルで、「現実自我」とは実現可能なレベルのことをゆう。
簡単にいえば「理想と現実はちがう」とゆうことだ。
また、せっかく実現可能なレベルにありながら、何らかの外的障害を受けて、諦めざるをえないこともあるだろう。

たとえば、ぼくは中坊のころ教師志望だった。
このまま行けば高校から大学へと進み、教員免許を取って教師になれると信じていた。
いや、いま思い出すと、「このまま行けば」とは考えていなかった。
絶対そうなるにちがいないと決めつけていたんだ。
しかし、高1の秋、母親が不倫相手と駆け落ち。
間もなく父親も知らない女の人と同棲するために家を出て行ったから、ぼくはひとり家に取り残された。
これにはいろんな事情があるし、ひとりになることを望んだのはぼく自身だ。
経済的に苦しかったことが大学受験をあきらめた大きな理由だけど、それ以上に、ぼくはすっかり堕落してしまい夢を実現しようとする意欲をなくしてしまったんだ。
まあ、そのあたりのことについては、また後日ってことで…。

今の時代、両親の離婚なんて珍しくもないことで、そんなことに挫けず生きている人のほうが圧倒的に多いと思う。
けれども、父親が会社からリストラされて収入が激減したとか、ひどい場合だとリストラを苦に自殺してしまったとゆう家庭も多くて、夢の実現の前に立ちはだかる大きな障害に思い悩んでいる若者も多い。

そんなとき、ある人はどんなに無理をしても自分の希望(夢)を実現しようとする。
優秀な人なら奨学金を支給してもらえるだろうし、“それなり”であれば、親戚から借金をして進学する人もいるだろう。
高い志を貫くためには、ときとしてそうゆうリスクを背負う覚悟も必要だ。
また、ある人は現実を受け入れて進学を諦めたり中途退学をして、家族の生活を支えるために働こうとする。
高卒あるいは中退とゆう社会的評価に甘んじながら、小さな幸福を追い求めるわけだ。
それはそれで立派な生き方で、どっちがいいことだとは誰にもいえない。

でも、大事なことは、困難に「立ち向かう心」とそれを「受け入れる心」は、どちらか一方ではいけないとゆうことだ。
自分が持っている可能性を最大限にまで伸ばすには、このバランスをうまく取らなければならない。
人は向上心に燃えているとき、立ち向かう心に支配されている。
が、人との競争に負けたり、突然の不幸に見舞われたりして自分の限界を知ったとき、今度は受け入れる心に支配され、「ぼくはもうダメだ」と思い込んでしまう。

自分の夢を実現するには、自分が持っている能力(可能性)を開花させなければならない。
そのためには、自分自身の限界と受け入れなければならない現実を自覚したうえで、勇気を持って立ち向かうとゆうことだろう。
ただし、受け入れる心とは、コンプレックスから逃げたりすることじゃなくて、人より劣っている点や自分の夢や目標が実現不可能なものだってことを自覚する心だ。
これを自覚せず逃げ出したり、遠ざけたり、無視したりすると、結局は自分自身を見失うことになる。

今日も結論付けるのが難しい…(ちょこっと焦)。

現実と理想がかけ離れていないのが自分の世界!
だとすると、現実をよく把握しておいて、自分の能力と努力で実現できそうなことからやる。
それが自分の世界を築く、つまり夢を実現するための近道ってことじゃないかなあ。

風たちぬ…今日は風立ちすぎっ!
まあ、とにかく季節は夏から秋へ。
四季がはっきりしている日本っていいよな。

いろんなことで…そんな気がする今日このごろ。
 


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