【青春交差点】
 
いつもどんなときも。ぼくはぼくらしく。
 
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2004/08/30(月) 読書の楽しみ
 
台風16号の接近で、超ウルトラ☆ヒマ〜な一日だった。
しかし、こんな悪天候の日でも商品が1個も売れないってことはなく、何回かは配達に出かけた。
瞬間最大風速40メートル!
とてもじゃないが、軽量級選手のぼくなんかマトモに立ってはいられない。
運転している軽トラがいつ横転しても不思議じゃないほどの強風だ。
なんとかバランスを保たねば…と思い、あいてる左足で踏ん張るけど、そんなんじゃどうにもなんねえよお(笑)。
運転していてこんなにドキドキしたのは初めてだ。
そうでなくても薄命なのに(?)、寿命が3日は縮まった。
屋外で汗を流す仕事は人間の健康にはいいかもしれないけど、やっぱ危険度が高いよなあ。

そうしている間にも、雨はそうでもないが、とにかく風がすごくなってきた。
「宅急便の仕事、休みたーい」と考えてたら、16時ごろケータイの着メロ!
「今日は台風のため夜配の荷物の入荷がないけど、出勤しますか?」だって。
答えはもちろん、「休みます!」
とゆうことで、ぼくは暴風のなかビクビクしながら部屋に帰ってきた。
窓から下界を見下ろすと、古い家の屋根瓦が吹っ飛び、ガレージのトタンが外れてバタバタと気味の悪い音を立てている。
海のほうに目をやると、海岸沿いの道路が海水に洗われてる!
消防車とパトカーが何台も停まっている。
町内放送が避難勧告を叫ぶ。

今年は台風がよく来るが、ぼくの住んでる町は不思議と被害に遭わなかった。
が、今度ばかりは逃れられそうもない…。

さて、モードを切り換えよう。

今日は午後、配達に出たついでに本屋さんに立ち寄ってみた。
いい本はないものかと徘徊すること20分、残念ながら収穫なし。
てゆうか、配達途中じゃ身が入らない。
最初からネット書店で探したほうが早かったじゃん!

読書の楽しさは知識や情報、教訓とか感動なんかの新発見にある!
が、それだけじゃない。
何気なく本を読んでいると、ふと日ごろ自分が考えていることが書いてあったりするもんだ。
そうゆうとき、大きな安堵感と同時に自信のようなものが湧いてくる。
「あっ、やっぱ俺の考えていたことっておかしくなかったんだあ」
と、つい独り言をつぶやいたりする。

これはどうしてかとゆうと、世間の常識とされていることに違和感を抱いていたり、ちがう考え方をしていた自分が、決して『異端児』じゃないことを知るからなんだ。
ぼくのもとに届く読者からのメールで一番多いのが、次のような内容のものだ。
「ロンメルさんがサイトに書いてることが、自分の考えとほぼ同じなので安心しました」
人によっては、「安心しました」の部分が「うれしいです」とか「満足です」に変わるが、その気持ちの根底に「安心」があるとゆう点では同じだ。
つまり、自分と同じような考え方の人がいることを確認することによって、安心できるとゆうことなんだ。

自分の部屋から出て、一歩世間に足を踏み入れたとたん、そこには建て前の世界が広がる。
そこで接する人たちから見えてくる「うわべ」は、必ずしも本心をあらわしているわけじゃない。
たとえば、ぼくが宅急便の夜配をしているとき。
「夜遅くまで大変ですねー」とか、「暑いのにお疲れ様です」と声を掛けられる。
「仕事ですから…」と笑顔で答えるぼくが、実は本心では「あ〜しんど!やってらんねーよ」と思っているかもしれない(笑)。
また、再配のときには「何回も来てもらってすみません」といわれて、「いいえ、とんでもないですよ」とゲンキに答えるぼくが、心のなかでは「ちゃんと家にいろよ!」と毒づいているかも(笑)。

そんなとき、ぼくは密かに不安を感じたりする。
建て前以外の考え方をしているのは自分ひとりだけじゃないか?
相当性格悪いかも?
もしかして、はみ出し人間なんかなあ?
…などと考えて、軽い自己嫌悪に陥ったりもする。

ところが、手にした本のなかに自分と同じ姿や魂を発見しただけで、自分が決してひとりじゃなかったことに気づくんだ。
それまで知らなかった新しい知識とかを得ることだけじゃなく、これも読書の楽しみなんだよ!
 


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