|
2004/08/06(金)
部外者でよかった〜!
|
|
|
ぼくは、昼間のルート配送のときには自分のケータイを使い、夜間の宅急便ではドライバー用のケータイを借りている。 昼間不在だった受取人が夕方から夜にかけて帰宅し、再配依頼の連絡をしてくるのが担当ドライバーのケータイだから、これを持っていなきゃ『夜配』の意味がない。 とりあえず夜配の仕事のときも自分のケータイをデリバンに積んではいるが、着信はメッタにない。
が、19時30分ごろ珍しく着信があり、お客さんに荷物を手渡している最中で取れなかった。 履歴を見ると、昼間の会社(…変なの!)からだった。 「今ごろ一体何事だ?」と心配になり、急いで電話を入れてみた。 電話をしてきたのは、若手社員のNだった。
「気になることがあるんですが…」 Nがあまりにも陰気な話し方をするから、何となくイヤな予感がした。 「今日、○○商事へ配達した商品の数ですが、何個でした?」 「4個です」 「まちがいないですか?」 この野郎、疑ってやがるな。 ぼくはそう感じ、不機嫌そうに答えた。 「ハッキリ覚えてますよ。それより何かあったんですか?在庫が合わないとか」 Nは少し狼狽したようだ。 「いえ、そうゆうことはありません。ロンメルさんの配達日報に5個と書かれていたから、ちょっと気になっただけなんです」
これには近来マレにみるガックリ! 明日聞けばすむことをわざわざ電話してきやがって…。 でも、それを正直にゆうことはできない。 「単純な書きまちがいですね。すみません。重大なミスじゃなくてホッとしました」 「こちらこそ、お休みのところ申し訳ありませんでした」 と、こうゆうやり取りがあった。
ぼくが昼間の会社に拘束されるのは17時30分までのこと。 それ以降は解放されて宅急便モードに入る。 これは、ぼくにとって普遍の原理だけど、Nにとっての普遍とは、17時30分以降は常にサービス残業中ってことなんだ。 「17時30分以降」とゆう同じ時間なのに、その実態が持っている普遍性にはえらいちがいがある。 このすき間はどうにも埋めようがない。
それと、Nは普段からぼくのことを小バカにしているし、全然信用していない。 言葉の端々からそう感じている。 もし同僚だったら、こいつよりふたつ年下のぼくは堂々と(?)イジメられてたかもしれない。 部外者でよかった〜!
|
|
|