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2004/09/21(火)
ぼくは殻も破けてない作家の卵なんだ
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「深呼吸しても音がしなくなったし、そろそろ退院するか」 薮先生のお墨付きがもらえて、明日(22日)の午後退院することになった。 だけど、今回はうれしいようで寂しいような・・・ビミョーな気持ちだ。 好きな女の子と一緒に過ごせるなら、たとえそれが少し不自由な空間のなかであっても幸せなことなんだ。 お互いに仕事があるし、特に看護婦の仕事は不規則だから、明後日からはメッタに会えないかもしれない。 そのことについてはふたりで話し合って覚悟の上だけど、いざそうなると今の気持ちを持続できるかどうか、不安だったりする。 その反面、今はメル友に毛が生えた程度の友だちであって、いきなり恋人宣言したわけじゃないから、ちょっとだけ気楽だったりもする。 最大限努力をすることにして、恋の結末は神様に任せよう! そうでも思わなきゃ、いつまでたっても退院する気が起こらない(笑)
さて、この入院中、内田康夫の推理小説「中央構造帯」「箸墓幻想」「不知火海」の3冊を読んだ。 どれも最新刊じゃなくて、沙弥香をブックオフに派遣して買ってきてもらった。 「内田康夫って人の単行本を3冊、タイトルは何でもいいから」と注文しただけなのに、どれも良かった〜。 「よって彼女はすごい」だなんて、くだらないことをゆうつもりはない(笑) 傑作揃いだから、どれを取ってもアタリだってこと!
内田さんの文章はすごくキレイだし、風景描写もうまいし、名探偵【浅見光彦】のキャラのさわやかさは抜群! 推理作家とゆうより文芸作家といったほうが当てはまりそうなほどだ。 さすがベストセラー作家の一人。 ぼくなんか足元にも及ばないどころか、比較することさえ恥ずかしい。 これはもっと勉強しなきゃ、餓鬼といわれても仕方ねーよなあ・・・。 ホンモノの売れっ子作家と比べて自信喪失する必要もないけどねー。 今度はノンフィクション作家の作品でも読んで勉強することにしようかなあ。
【ろんめら仲間の板】を見ると、「ロンメル将軍を励まそう」ってスレが立ってるぞ! ぼくは期待されているし、みんなから必要とされている。 よーし、ガンバ!ガンバ! でも、今度はがんばりすぎないぞ(…笑) 今みたいにダウンしちゃったら、何にもなんねーから、肩の力を抜いてホドホドに。 ぼくはまだホンモノの作家じゃない。 殻も破けてない作家の卵なんだ! 毎日締め切りに追われる必要なんてない。 そんなふうに自分にいい聞かせてる。
だから、ろんめらの仲間もそのつもりで・・・。 そのうち、あっと驚くような傑作を書くからさ。 首を洗って、じゃなくて、気長に待っていてほしいな。
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