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2004/09/23(木)
小泉首相、地球の裏側で号泣
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空白だった日記を埋める作業が順調だ。 近来まれに見るほど筆が進んでるぞ! こりゃー、ロンメル将軍の完全復活か? 残念ながら、そうじゃない。 日々の出来事に大げさな注釈や感想を付け足して、流れるように書くのが得意なだけなんだ。 その次に得意なのが、自己弁護(笑)とか決意表明的な文章・・・ハイ。
完全復活とゆうからには、評論系のエッセイが書けないとダメだなあ。 そこで、短い評論にチャレンジしてみっか! 何かいいニュースはないかなと探してたら、あった。 ぼくが取り上げるにふさわしい、実にくだらねーニュースが。
ぼくが入院した9月15日の出来事。 ブラジルを訪問中の小泉首相が、サンパウロにある日本文化協会で挨拶をした。 小泉首相は大勢の日系人の聴衆を前にして、感極まって号泣! 日本国内にもその様子がニュース映像として流されたらしい。 入院中で見ることができず残念。 でも、最近のネットのニュースサイトは、こうゆうのが動画で見られるからすごいよなあ。
それはさておき、小泉首相は何が悲しかったんだろう? 何に胸を打たれ、あるいは切なかったのか? 別れた芸者との悲恋(?)を、某週刊誌にスッパ抜かれたことが悔しかったのかなあ? このジイさん、意味わからん!!
ブラジルへ行った移民の苦労に対し敬意を表わすのは結構だけど、一国の総理が公衆の面前で泣くほどのことか? 冷たい書き方をすると、ブラジルへ移民した人たちって、苦労するのは覚悟の上で自分の意思で地球の裏側へ渡ったんだからさー。 ピントがずれ過ぎだぞ! もっとほかに泣くことあるでしょ? 自分の意思とは関係ナシに、北朝鮮の金ブタにさらわれた拉致被害者とか。 なかでも、ジェンキンスさんばっかりがスポットライト浴びていて、ないがしろにされてる他の被害者とその家族とか。
まだまだあるぞ。 沖縄国際大学の構内への米軍ヘリ墜落事故には、自分が夏休み中だってことで無視しといて、同時期にアテネ五輪で金メダルを獲った野村と谷には、首相権限を利用してちゃっかり電話を入れてる。 捜査権も何もない沖縄県民が、これじゃあまりにもかわいそうでしょ? さらに、小泉首相の失政がもとで、悲嘆にくれてる国民だって相当多いぞ! 希望に燃えてなきゃいけないはずの若者が、仕事がなくて絶望してる。 不景気でリストラされた大勢のオヤジらが自殺し、その家族が受け取った死亡保険金で借金を返済してる。
小泉さんよー、わざわざブラジルまで行って泣かなくても、日本でいくらでも泣けまっせ! ネタならいっぱい転がってるじゃん。 あんたが見たくねーだけのことでさー。 日本国の総理なんだから、やっぱ日本人のために泣こうよ!
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