【青春交差点】
 
いつもどんなときも。ぼくはぼくらしく。
 
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2005/01/11(火) 覚悟 ―碧の誓い―
 
朝目覚めると、カーテンを開け、ベランダに出て、すぐ目の前に広がる海を見渡す。
そして、眠っている間に遥か天空から地上付近にまで降りてきた、新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込む。
人間が作り出した機械が吐き出す、猛烈な埃で汚される前の澄みきった空気。
なんの支障もなくそれを肺に送り込むことで、小さな幸せを感じる。
これが毎朝の日課みたいなものだ。

海の色は四季の移ろいとともに、わずかずつ変化してゆく。
季節が夏から秋へ、そして冬へと変わるにつれ、海は青から蒼へ、蒼から碧へと徐々に色を濃くしてゆくのだ。
しかし、その変化は実にゆったりとしていて、毎朝見ているからこそ、日々の変化に気づくことはない。
ひとつ前の季節、数ヶ月も前の海の色を記憶の中に呼び覚ますとき、はじめてその変化に気づくのである。
そういえば、夏の海は青がもっと薄かったなあ・・・と。
人間の力が及ばない自然の営みとは、こうも淡々と進んでゆく。
純粋で、素朴で、素直そのものだ。

水平線に霞んで見える、いつの日にも不動の島々。
樹木の息づかいさえも聞こえてきそうなほど、近くに浮かんでいる島。
長い年月の風雨に浸食され、形を変えながらも決して沈まない無人島。
潮の干満に合わせて流れを選ぶ海流。
そして、これらを照らす太陽の光。

大自然のエネルギーはとてつもなく大きい。
それに比べれば、人間なんて小さな存在だ。

ときどき・・・ぼくはもがき苦しむ。

自分が一体何者なのか、わからなくなる。
どうせ死ぬとゆうのに、何のために生まれてきたんだろう。
俺は何を目指し、どこに向かって歩いているのか。

振り返ればケチくさいことばっかりで、俺は何やってんだ!
二十数年生きてきたけど、何かひとつでも足跡を残してきたのか。
この俺が確かに生きていた証しになるものは、どこにもない。

そんなとき、ぼくは自分自身をバカにしてみる。

俺は特別に選ばれて生まれてきたわけじゃないのに、何を肩肘張って生きてるんだ!
俺が生きている意味なんて、しょせんちっぽけなものじゃないか。

大したこともないくせに、立派な人間であろうとするから苦しいんだよ。
人様から尊敬される人間になりたい…だなんて、とんでもない背伸びはやめろ。

すると、気持ちが軽くなり、何でもやれそうな気がしてくる。

そして、ぼくはじっと海を見つめながら、偉大なるエネルギーを身体中に浴びる。

もしかして、俺だって今日は、何かでっかいことがやれるかも知れない。
明日には、今までできなかったことが、いとも簡単にやれるんじゃないか。

だから、ぼくは自分に帰りたい!
いつも等身大の自分でいたい!

自分自身の傷あとを描いてゆこう。
それが自分の世界なんだ。

揺るぎない自信なんてまだないけど、少しずつそんなふうに思えるようになってきた。

人から見れば意味がない生き方かも知れない。
けれども、ぼくは自分の人生を心のままに生きてゆきたい。

きれいごとだけじゃ生きてゆけないけど、きれいごとがなければ生きてゆけないんだ。
そう思いたい!

 ◇ ◇ ◇ ◇

この文章は、もちろんぼく自身の覚悟≠ナすが、いま道に迷っているとゆうキミへのメッセージでもあります。
念のために書いておくけど、決して「心のまま=フリーター」と言いたいのではありません。
リーマンはダメだと言いたいのでもありません。
生活をするために必要なお金を得るための仕事などより、人生にはもっと大切なものがあると思います。
それが何なのか、見つけられるといいですねっ!

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