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2005/01/23(日)
しあわせになろうよ ―Negative Letter―
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さやかへ・・・
何日かメールも返さずにゴメンね。 今日はぼくの今の気持ちを伝えようと思う。
ぼくはキミが好きだ。 好きとゆう気持ちが大きくなりすぎて、息ができないぐらいに大好きだ〜ッ!
キミのそのかわいいほっぺは、ぼく以外の誰にもさわらせたくない。 キミを絶対に離したくない。
キミの笑顔をずっと守りたい。 しあわせにしたいっ!
いつも同じでありきたりの言葉しか浮かんでこないけど・・・。 確かにそう思っている。
ウソなんかじゃない。 これはホントの言葉であり、気持ちなんだ。
でも・・・
大切な何かを守るとき♪踏み出せる一歩が勇気なら 傷つくことから逃げ出して♪いつもただ遠回りばかり (I WiSH☆明日への扉より)
ぼくは、キミが好きなこの歌を今も一日に何回も聴いている。 そのたびキミの決意を感じるようで、うれしくもあるけど、最初の間奏から2コーラスめが流れてくるとき、ちょっとだけ心が痛んだりもする。
大切なキミを守るため、ぼくが踏み出すべき一歩ってなんだろう? ホントの勇気って一体なんなのか? それは結婚して、世間から認められた上で一緒に暮らすとゆうことか?
この前、キミのかあちゃんから言われたことが、ぼくにとってはかなりショックで・・・。 今までのぼくらの状態、半同棲みたいなことは、一般的な常識からすれば子どものママゴト遊び≠ノ過ぎず、結婚と比べれば愛情薄い形に見えるだろう。 しかも、ぼくらは近い将来に向けてのはっきりとした約束もしていない。 キミのかあちゃんが不安でたまらないのは、娘を持つ親として当然のことだと思う。
無責任なぼくが悪いのは、ちゃんとわかってる。 キミを産み育ててくれて、キミのしあわせを願ってくれている人を責めたり、恨んだりはしないから、その点は安心しなよ。 ふたりの将来について真剣に考えてみるきっかけを与えてもらって、むしろ感謝してるんだ。
ぼくは自分が無力だとゆうことを知っている。 「またそんな弱気なことを考えて・・・」とキミに怒られそうだけどね。
自分なりに全身全霊をこめてキミのしあわせだけを祈るとき、ぼくと一緒にいることが、果たしてキミにとって一番しあわせなことなんだろうか…と自信がなくなってしまう。 ぼくには夢があって、どうしてもそれを実現したいと望むとき、キミをしあわせにできないかも知れない…と不安になるときがあるんだ。
人間の生命に永遠はない。 お互い20年以上生きてきたけれど、もしかすると明日にはどっちかが死んでしまうかも知れない。 かなり危うい世界、不確かな時間の狭間で、ぼくらは寄り添いあって今を生きている。 今の連続が未来だと考えれば、悩むことなんてなにもないはず。 だけど、実際にはそうもいかない。
事故に巻き込まれるかも知れないし、やがて年をとれば死んでゆく。 ぼくは普通の人より病気がちだから、たぶん長生きなんて無理だろう。 とゆうことは、何年も、何十年も、キミをひとりにしてしまうかも知れない。 もしそうなったとして、キミがほかの男の人を愛してしまったら・・・。 心が狭いぼくは、ゴーストになっちまった後も変わらないはずで、キミを許せないと思う。 これってずいぶんと自分勝手だよね・・・ゴメンなさい。
≪続く≫
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