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2005/10/23(日)
猛犬注意!!〓Baby Sneaker Socks〓
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ある家の飼い犬に噛まれてしまった。 うう〜っ!思い出すだけで身震いがする。
ガブッとやられたわけじゃないけど、突進してきた犬の前歯がぼくの右足の向こうズネを直撃! ガツンと大きな音がした瞬間、痛みよりも恐怖が脳天を突き抜けて、思わずめまいがしそうだった。 が、そんなのんびりしたことをしていたら、おいしい筋肉を食いちぎられてしまう。 ぼくは右脇に荷物を抱えて、必死に門の外まで逃げた。
自分で自分を褒めるけど、いやあ・・・お見事な運動神経!! 実に華麗なラガーマンだったなあ(笑)
ぼくは胸の高鳴りを抑えながら、じっくりと門扉を見た。 そこには長年の風雨にさらされた「猛犬注意」の文字が・・・。 ちきしょうめ! 恨めしや〜♪裏の飯ひやい♪(…と歌ってる場合ですよ!笑)
もっと気の利いた脅し文句はないのか? 「クマ出没注意!」とか「タヌキ化かします」とか。
このように門扉に「猛犬注意!」の警告シールを貼っている一軒家は非常に多い。 あの家もこの家も・・・って感じで、とにかく多いのなんの。 かなり怪しいぼくの統計によると、ある高級住宅街では間違いなく“ほとんど全戸”で貼られている。 「猛犬フォォォッ!」と叫びたくなるほどだ。(笑)
しかし、その全ての家庭で犬を飼っているのかとゆうと、そうじゃない。 実際には犬など飼っていないのに、防犯上の効果を期待して「猛犬注意!」のシールを貼っている家庭も多いのだ。 いわゆる「ウソ表示」ってやつだな! また、とてもじゃないが猛犬とは呼べない小型犬を飼っているのに、このシールを貼っていたりすることもある。 これは「誇大な表現」ってやつだ! いずれJAROが捜査に乗り出すことだろう。 心当たりのある方は、ご用心・・で・・す・・よ・・ねっ♪
我ながらちょっと書きすぎたか?(笑) まあ、たまにはいいでしょ♪
そういえば、宅急便の仕事を始めた頃、大型犬恐怖症のぼくは「猛犬注意」の文字に素直におびえていた。 自分から門を開けることなんか絶対になくて、家の人が出てくるまで外でジッと待っていた。 「新しい人なん?サービス悪いねえ!玄関まで持ってきてや」と言われたりもしたもんだ。 それに比べれば、最近は横着になって、猛犬注意の警告を気にすることもなくなった。 初心忘るべからず・・・まさに天の戒めだな。
高速回転でそんなことを考えていたら、家のなかからおばちゃんが出てきた。 「さっき犬に足を噛まれたんよ」 ぼくがそうゆうと、おばちゃんは相当心配になったようだ。 「えーっ!!ホント?大丈夫なん?ちょっと見せて」 おいおい・・・かなり強引だな(笑) 恐るおそるズボンの裾をあげると、犬の歯が当たった部分がアザになっていた。 「アオジになっとるねぇ。痛かったろ?ゴメンよ」 「うん。骨が砕けそうやった」 心配させて悪いとは思ったけど、ここはちょっと大げさに吹いておいた。
「ホントにゴメンね〜。よしよし・・・」 おばちゃんはぼくの足を遠慮なくさすりながら、さらにこう言った。 「細い足やね。うらやましい。あら!今ごろの男の子はこうゆう靴下を穿くんやねぇ」 「ああ、これのこと?」 おばちゃんはここ数年間も続いている流行を知らないようだ。 男の子がスニーカーソックスを穿いているのが、ひどく珍しいらしい。 「おばさんもねー、ひどい冷え性やけん、ほれ・・・同じのを穿いとるよ!」 と、いちいち見せてくれた。(笑)
あのね、おばちゃん。 それは毛糸の靴下で、ぼくらが穿いてるやつと形は同じでも、ちょびっと違うんですけど。
・・・と、まあ、こんな出来事がありました。
【結論】 空き巣、押し売り、宅急便ドライバーを装う暴漢を撃退するために、一番効果がある脅し文句は・・・。 うーん、そうだなあ。 「猛犬を放し飼いにしています。絶対に門を開けないでください!」 これだな!!!
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