【青春交差点】
 
いつもどんなときも。ぼくはぼくらしく。
 
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2005/11/01(火) 道後温泉 ―わが国最古の名湯―
 
日本三古湯といえば兵庫の有馬温泉、和歌山の白浜温泉、そして愛媛の道後温泉。
なかでも道後温泉は別格で『日本書紀』にも登場し、3千年の歴史をもつ「わが国最古の名湯」とされている。
(どんなもんだい♪)
聖徳太子や皇族が入ったことでも有名だ。
が、夏目漱石の小説『坊っちゃん』の舞台として登場したことにより、全国的な知名度を得たのだとも言われている。
漱石は『坊っちゃん』のなかで松山のことを散々なほどに酷評しているが、道後温泉だけは誉めているのだ。
「ほかの所は何を見ても、東京の足元にも及ばないが、温泉だけは立派なものだ」と。
もっと素直に誉めてくれよ!(笑)

また、道後温泉は「万葉集」や「風土記」にも登場する。
「万葉集」には「熟田津に船乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今はこぎいでな」とゆう歌がある。
熟田津(にきたつ)とは道後温泉付近にあった船着き場のことだ。
松山市東部(山側)に位置する道後温泉だが、昔はこの辺りまでが海だったらしい。
「風土記」には「霊験あらたかな温泉は今でも疾病に苦しむ人たちの病を癒し、健康を保つ薬になっている」と書かれている。

・・・とまあ、このように道後温泉は、愛媛県松山市に生まれ育ったぼくらにとっては誇りであり、観光客の皆さんにとっては目玉なのだ!

しかし、松山市民でありながら道後温泉に一度も浸かったことがない人もかなりいる。
3人しかいないわが家には、そうゆう人が2人もいるのだ。
実に嘆かわしい!
ぼくはこう見えても風呂好きで、高校生のときには部活仲間と学校帰り道後温泉には何度か入ったことがある。
だから、わが家で最古の名湯に入ったことがない者とは、彼女とその母親なのだ。
その事実はふとしたことから発覚した。

たまたま『83俺壁』の話題で盛り上がっていて、その舞台である谷屋旅館は道後温泉街にあるとゆう話をした。
すると、女性軍団は耐えきれずゲロをして、ついでにぼくに懇願してきたのだ。
「実は道後温泉に行ったことがないんだよ。うちらを湯之町に連れてって」と。(笑)

とゆうことで、行ってきました・・・道後温泉!
ジブリ映画「千と千尋の神隠し」のモデルとなった道後温泉本館の建物は、当然ながら「油屋」そっくり。
(女性軍はこれだけでも大喜び。単純ですな・・・単純!)
林立する高層ホテルの谷間にありながら、埋没するどころか、ひときわ威厳のある光を放っている。
明治27年に建てられたそうだから、大日本帝国の遺産だ。
(こんな由緒正しい歴史に喜んでいるぼくって・・・なんなんでしょ?笑)

そういえば、温泉の建物に入る前、危うくケンカになりそうだったな。
「さやかはたぶん顔パスで子ども料金やね」
と、ぼくが余計なことを言ったからだ。
彼女が童顔であることを最大級の賛辞で誉めてあげたつもりなのに・・・ねぇ(笑)
「ゆうやくんこそ、ゲーセンで補導されかけたくせに」
と、反撃してきやがった。
その後は泥仕合で、お互い「チビ」とか「デベソ」などと罵りあっていたら、かあちゃんが止めてくれた。
「2人ともええ加減にしなさい!中学生から大人料金のはずやけん、いくらなんでも大丈夫でしょ?」と。
まあ、それもそうだな・・・ってことになって一件落着。

今回は霊の湯(たまのゆ)に入ったあと、2階席でゆっくりとお茶をすすりながらせんべいをかじってきた。
道後温泉の楽しみ方には4つのコースがあって、これは2番目に優雅なコース(大人料金1200円)だ。

家族みんなで憩いのひととき・・・楽しかった。
「過去も未来もどうにでもなれ」ってぐらいしあわせを感じたな。
いつか子どもができたら、親子孫3代そろって来ようか。
3千年も続く湯を浴びて、松山に生まれたことをみんなで感謝するために。

帰り道はちょっとだけ寄り道をした。
道後の街のイルミネーションを撮影したかったからだ。
ひとりで車を降りてデジカメを覗き込んだとき、なんとなく涙が溢れてきた。
彼女とかあちゃんにバレないようクルマに背を向け、そっと肩のところで涙を拭った。

家族の愛情にずっと飢えていたぼくを大きな愛で包んでくれる2人に感謝の涙かな・・・たぶん。

では、短いけれど、道後温泉紀行はオシマイ。


 ◇ ◇ ◇ ◇


【リンク】

■モバイル松山シティー
[5]観光ガイドに道後温泉が出てきます↓
http://dzusww02.city.matsuyama.ehime.jp/i/index.html

■道後温泉本館☆検索帳(PC向け)
http://dzusww02.city.matsuyama.ehime.jp/dogojimu/tanken/

[イメージ]画像・・・
道後温泉本館…油屋?
↓さーさークリック↓


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