【青春交差点】
 
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2005/11/13(日) 人を愛する資格 〓町田高1女子刺殺事件〓
 
人を愛する資格 〓町田高1女子刺殺事件〓

今月10日、東京都町田市で高校1年生の少女が、同級生の少年に包丁で刺殺された。
少女の遺体には、頭部や顔に50数か所もの切り傷があった。
犯罪心理学者ではないから、胸を刺さず顔を切りつけたとゆう点が何を意味するのかはわからない。
だが、あえて女の子の顔を狙ったところに深い憎しみを感じる・・・。
連日大きく報道されているこの事件について、今日は一言だけ書いておこう。

二人は小中学と同じ学校に通い、高校も同じ都立高に進んだ。
中学時代には「二人が交際していると聞いた」と話す友だちもいるが、逆に「交際しているなんて聞いたこともない」とゆう友だちもいる。
これは見方によって二人は付き合っているようにも見えたし、単なる仲良しにも見えたとゆうことだろう。
いずれにせよ、親しい間柄だったことは間違いない。

しかし、高校入学後、二人の交友関係が大きく変化したようだ。
少女が少年について、「声をかけないでほしい。うざいから。近寄らないでほしい」と友だちに話していたことが証言されている。

一方で、少年のほうは教室で「(少女が)冷たくなった」とひとり言をゆうようになった。
夏ごろには、二人が住む近所の広場で、友人二人と一緒にベンチに座っていた少女の周りを、少年が十分以上にわたり自転車で数十回も回り続けていた。
少女の気を引こうとした行動だが、少女は迷惑そうな顔をしていたとゆう。
また、少年が少女の自宅近くで一人たたずんでいる姿も目撃されている。

少女が少年に対し「うざい」と感じ始めた原因は、こうしたストーカー的な行為にあったと思う。

さらに、少年が自宅近くの坂道で奇声を発しながら、マウンテンバイクに乗っている姿も目撃されている。
少女はファッション雑誌の“読者モデル”にもなったことがあり、評判の美少女だったそうだ。
少年の奇声は、幼なじみでかつては仲良くしていた少女がどんどん遠い存在になってゆくことへの焦りとか苛立ち、そして相手にされなくなったことへの憎しみの叫びだったのかも知れない。

このように、少女側からも少年側からも、今回の殺人事件につながる「SOS」のサインは出されていた。
二人の周りにいる大人たちがそれに気づいてやれなかったことを残念に思う。
いや、本当は誰かが気づいていたけど、事件を未然に防ぐことができなかったのかも知れない。

一人の女の子に一途な思いを抱き続けるのは、男の子として素晴らしいことだと思う。
だけど、その思いがいつしか憎しみに変質するようじゃダメだ。
一途な思いとは言えない。

人を愛するとゆうことは、大好きな人のしあわせを祈ってあげること。
その人の不幸を願ったり傷つけたりすれば、それはもう愛じゃない!
ましてや命を奪ったりするなんてもってのほかだ。
どんな理由があろうと正当化することはできない。

すべての少年よ!
好きな女の子ができたら、素直に「好きだ」と打ち明けろ!
その結果、「ゴメンなさい」と言われたら、男らしく潔くあきらめろ!

告ったりせず、好きな思いだけを持ち続けたいのなら、もちろんそれはそれでよし。
思い続けるのは個人の勝手だからな。

だが、女の子を力ずくで振り向かせようとしてはいけない。
そんなことをしたら相手の子が不幸じゃないか。

もう一度繰り返す。
愛とは大好きな女の子のしあわせを祈ってあげられる崇高な精神。
この意味がわからない者には、人を愛する資格がないんだよ!

 


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